蝦蟇を食べた話 北大路魯山人

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今日は北大路魯山人の「蝦蟇を食べた話」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
現代の新宿に、カエルを刺身で食べさせる料亭があるそうです。あとフランスにはカエル料理というのがけっこうメジャーなんだそうです。意外な食文化というのはほんとにたくさんあるんだなあと思います。最近読んだ農業の本で、農業は環境の美化にも重大な影響を与えているという話が記されていて面白いと思いました。
 
 
狩りの時代から農耕の時代に変化するときに、古代人の生活は圧倒的に変化したと思うんですが、数百年後とかには肉の培養工場みたいな時代が来て自然界の生きものへの不殺生を定める国が生じたりするんだろうなあと空想しました。そうなると漁が全否定されちゃったりするんだろうなあ、そんなのイヤだなあと思いました。農業や漁業を無視すると、公害が広がってしまって50年前の大阪湾とか東京湾のようにヘドロまみれになるというのは間違いなくて、食糧は海外に頼らず自給したほうが環境も美しくなる、という評論をこの前読んだんですよ。現代の人間社会にとって、自然界への入口というのは食文化だろうと思うんですが、どうなんでしょうか。食うことに関しては、人間の文明がいかに進んでも、ほとんどヤギやクマや鳥とそんなに変わらないですし。サラダとか魚とか豆を、おおくの人が食べますし。
 
 
この随筆は、ずいぶん謎めいた話で魅了されました。ほんとに蛙を食う人々が居たのか居なかったのか。本当に食べたらどういうものなのか。体に良いものなのか。美食家の謎の行動がおもしろかったです。食うことにこだわると、まず調べ尽くしてそれから、狩りをしに行くところからはじめるんですよ。食用の蛙はどうも柔らかすぎて骨がなく、野生の蝦蟇はわずかに苦みがあって、それで得も言われぬ旨味があるそうです。
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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