北海道に就いての印象 有島武郎

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今日は有島武郎の「北海道に就いての印象」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
これは随筆です。1900年ごろの北海道のことを書いています。今から100年以上前の話なので、かなり現代の北海道と違うんだろうと思うんですが、移民を数多くうけいれるという風土は昔も今も変わっていないように思います。100年前に、半年間も雪に埋もれながらどういうように生活していたのか、室内の状況をもうすこし具体的に知りたいんですが、季節の変化における心情の描写が秀逸で、興味深い随筆だと思いました。
 
 
有島武郎はこう記します。
 
 
  空が雪を止度なく降らす時などは、心の腐るような気持になることがないではないけれど、一度春が訪れ出すと、その素晴らしい変化は今までの退屈を補い尽してなお余りがある。

  北海道の冬となると徹底的に冬だ。凡ての生命が不可能の少し手前まで追いこめられる程の冬だ。それが春に変ると一時に春になる。草のなかった処に青い草が生える。花のなかった処にあらん限りの花が開く。人は言葉通りに新たに甦って来る。



 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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