

今日は中井正一の「脱出と回帰」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
中井正一が、古事記のことを書いています。あの、天の岩戸に閉じこもってしまった天照大神に出てきてもらうために、閉じた岩を動かした天手力男神とアメノウズメのことについて書いています。
行き詰まりや困窮からどのように脱するのかと言うことが、モチーフを変えて繰りかえし語られます。ちょっと理解しかねることも書いているんですけど、興味深い随筆です。調子の悪い時期は、なにか自分が心地よいと思う遊びを見つけることに価値がある、というふうに読めました。物語の中心的なモチーフとして、「遊びをせんとや生れけむ」というセリフが大河ドラマの平清盛で繰りかえし用いられていて印象的だと思ったんですが、これ梁塵秘抄に記されている、幼子の言葉を歌にしたものだったんですね。
中井正一は、ピアノがどう生まれたのかを空想するんですよ。原始人が弓矢を持って狩りに出かけ、洞の中でこの弓の弦をはじいてみた。その時に美しい音が鳴った。この体験から、弦をはじく音楽が始まり、やがてピアノに変化していった。
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(約10頁 / ロード時間約30秒)
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
ゲーテは詩心についてこう記します。
わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか
どんなに悩み、どんなに生きたかは
ここなる花輪の花となる
さうして老境もまた青春も
徳も不徳も集めて見れば
また捨てがたい歌となる
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください
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