今日は上田敏の海潮音その10を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
今回は、秋の詩が印象的です。今、肌寒い春にこれを読んでいるとじつにちょうどよく季節の描写を楽しめました。秋の葉のもの悲しさ、美しさを描いています。
それからヘリベルタ・フォン・ポシンゲルという謎のドイツ人の詩が気に入りました。こんなのです。
されど夕闇おちくれて、
星の光のみゆるとき、
病の床のちごのやう、
心かすかにうめきいづ。
ポシンゲルは、1849生まれのドイツの絵描きで、女性なんだそうです。それ以外は謎です。ハイネの「花のをとめ」はさすが有名な詩人だけあって印象深いです。
むずかしい言葉を調べてみました。
晝 (ただの旧字なんですが)
たれ
ちご
をみな
はた
めぐし
以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら)
https://akarinohon.com/migration/kaichoon10.html
(約10頁 / ロード時間約30秒)
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明かりの本は新サイトに移行しました!
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明かりの本 新サイトURL
https://akarinohon.com
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appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。
ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください
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