今日は夏目漱石の「草枕」その2を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
旅の途中、雨に打たれ、男はある茶屋に立ちよった。老婆から茶をもらい、火に当たらせてもらって服を乾かし、雨上がりにまた山道をぶらぶらと旅してゆく。
作中で、主人公の画家が、長沢芦雪の話をするんですよ。思わずグーグルで検索して調べました。すると芦雪の作品集のサイトがあったんですよ。最近、こう作中の作家や時代や有名人を、検索しながら読むというのが癖になっているんですが、なかなかおもしろいんです。wikiや博物館や新聞社の情報と一緒に、古い小説を読むと、なんとなく時代が見えてくる気がします。
あと、この草枕の時代には、日露戦争が起きている、ということになっています。このころの報道の問題が、wikipediaに記されていて、興味深かったです。
それから、漱石の好んだジョン・エヴァレット・ミレーの「オフィーリア」の油絵についてさっそく記されていました。
さいきん、この漱石の記したオフィーリアの絵が好きになりすぎて、夢の中にまで出てきました。みずうみで、白い服を着たまま水につかり、オフィーリアごっこをする女が、おぼれそうになるのを助けにいく、というわけの判らない夢でした。
草枕では、どうもこの旅路を花嫁衣装に身をつつんだ美しい女がかつて通りすぎていったと。それから、三角関係に悩んだ女の、川への身投げについての昔話が、知らされます。
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
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