源氏物語 関屋

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今日は源氏物語の関屋を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。


この帖では、懐かしい空蝉との交流が中心となります。
空蝉というのは、第三帖で登場した人妻です。源氏からの逢い引きの誘いを幾度か拒んだ女です。しかしお互いに相手のことが忘れられない。

源氏は勢力を取り戻しつつあり、姫君達との関係性をより確かなものにしようと奮闘しています。一方で空蝉が苦境に立たされてゆく箇所です。その期間に於ける、空蝉の心情がどういうものか、という部分に注目して読むと興味深いのではないでしょうか。この帖は10ページと、少し短いストーリーです。あんまり短いので思わず2回読んでしまいました。


僕には当時の婚姻関係の常識が、やはりすっきりと理解できないのです。源氏と空蝉との関係はどういう誠実さを意味するのか。源氏のことを考えていると、なんだか禅問答をやっているような気分になってくるのは僕だけでしょうか。むしろ、作者の紫式部が零落する空蝉にたいして誠実なまなざしを向けている、ということのほうが際立ってみえてきますね。




前回のあらすじ(wikipediaより)

光源氏が須磨へ蟄居してから帰京後までの話。

源氏が都を追われ、後見を失った末摘花の生活は困窮を極めていた。邸は荒れ果てて召使たちも去り、受領の北の方となっている叔母が姫を娘の女房に迎えようとするが、末摘花は応じない。やがて源氏が帰京したが、末摘花は相変わらず忘れられたきりで嘆きに暮れる。そのうち叔母の夫が大宰大弐となり、叔母は末摘花が頼りにしていた乳母子の侍従を連れて行ってしまった。

年も改まって春になり、ある夜花散里を訪ねようと出かけた源氏は、途中通りかかった荒れた邸が常陸宮邸であると気付く。藤原惟光が使いに立ち、今も末摘花が変わらず待ち続けていたことを知って、心打たれた源氏は姫の元を訪れる。源氏は末永い庇護を約束して再びその世話をし、2年後に末摘花を二条東院に引き取った。



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(約10頁 / ロード時間約30秒)



登場人物表

[genjimonogatarilinkshuu]






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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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