だだをこねる 辻潤

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今日は辻潤の「だだをこねる」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
辻潤というのは本格のダダイストだったようで、戦争の終わる1年前に、東京のアパートで餓死をしたという噂のある、なにかすごい男です。関東大震災時に起きた事件で、大杉栄と伊藤野枝が殺されてしまったんですが、その大杉と伊藤野枝と、じつに親しい友人だったのが辻潤だったそうです。
 
 
この「だだをこねる」というのはそんなすごいもんでなしに、ただの短い随筆なんですが、詩人が随筆を書くとこうなるのか、と思いました。何とも言えずかっこ良いです。
 
 
後半のこの文章がおもしろかったです。
 
 
  まったく不自由位世にイヤなものはない。だれだって「自由」がきらいなものはあるまい。では、どうすれば自分が自由になれるかというと——このコーシャクは少々ながくなりそうだから、この次にするが——結論だけをいうと「絶対の自由」なんかというものは絶対にあり得ないということになる。若しあればそれは極めて消極的なものだ。
 
 
wikipediaに書かれた、サルトルの「人間は自由という刑に処せられている」という一連の哲学解説を、併せて読んでいました。
 
  

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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