ア、秋 太宰治

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今日は太宰治の「ア、秋」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
これちょっとすごいんですよ。リアルのものがなによりも驚かせると思うんですけど、太宰治は、私小説よりもなんだかギョッとさせるモノがあると思います。写真家の方法に近いのかもしれません。現実にあるところをひょっと引っぱってきて、そこに詩をつくるんです。蝶の描写に、迫力がありすぎました。
 
 
太宰治が、自分の記した過去の文章と、対話をしているところを、掌編小説にしている作品です。《創作ノートにメモをしている、ちょっと昔の太宰治》と、今まさに短編を書いている太宰治が2人でなにか掛け合いをしている。
 
 
太宰治創作ノオトというのが、箇条書きで、本人もやや意味が見とおせない。その掛け合いの中から、とつじょ「秋ハ夏ト同時ニヤッテ来ル。」とか、「秋の海水浴場に行ってみたことがありますか。」という読者への問いかけが飛びだしてきて、ギョッとしました。二人の太宰治が、話し合っているみたような、奇妙な短編でした。
 
 
本文に、こう書いてありました。
 
 
  ……
  ……なんだか意味がよくわからぬが、秋の会話を盗み聞きして、そのまま書きとめて置いたものらしい。
  また、こんなのも、ある。
  芸術家ハ、イツモ、弱者ノ友デアッタはずナノニ。
 
 
…………


 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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