恥 太宰治

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今日は太宰治の「恥」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
これは太宰治が、ある女性の心理を詳らかに描いていった短編小説です。あのー、ゲーテがこういうことを書いているんです。
 
 
  若者よ、精神と感覚ののびるうちに、心せよ、芸術の神は君の道づれにはなるが、君を導くことはできないことを。
 
 
ゲーテの指摘していることが、太宰の作品にまさにあてはまるんだと思います。この「恥」という小説は、ある無名の女性が、一人の小説家にファンレターを書いた、そのいきさつを描いているんですけど、文体が独白で、言葉に勢いがあって、するすると読める名作です。
 
 
ある箇所が、驚くほどこう、引っかかってくるんですよ。文章自体は読みやすいんですけど、けっして素通りさせないというのか、そのなんと言うんでしょうか。ほんとに、「あっ」と思わせて、忘れがたい印象を刻みつけるというか、時代を超える文学者だなという……。迫力がありすぎて紹介さえできないんです。
 
 
細部までこう、堪能できる名作だと思いました。作中に出てくる「不一」という言葉は、こういう意味です。
 
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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