蠅 横光利一

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今日は横光利一の「蠅」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
  
 
まったく関係の無い話ですが、このまえの選挙で勝手に応援をしていた宇都宮けんじさんがやはり準備期間が足りずに負けてしまって、しかも平和憲法を壊そうとする自民党が大勝利して、ぼくはそれでショックが大きすぎて茫然としていたんですが、この宇都宮さんのyoutube公式動画を見て、優れた人はどんな展開でも懇切丁寧で思いを曲げないんだなと知って、この動画見て良かったなあー、と思いました。なにかとても現代性のある動画だと思いました。
 
 
横光利一の「蠅」を紹介してみます。農婦が、馬車はまだ来ないのかといって悲しんでいる。ちょっと戦後すぐの大衆映画のような雰囲気です。農婦は「せがれが死にかけていますのじゃ」と言って急いでいる。若者と娘は宿場へ急ぐ。宿場にいろんな人が集まってくる。馬車がなかなか来ない。皆それを待っている。なにかがはじまろうとしたその矢先、というかなりショッキングな短編です。どうしてタイトルが「蠅」なのか、という謎が最後の一文で明らかになります。これはしかし、物語を壊さずに続けて書いてほしかったです。苦しいところから、どうやって人々が外に出て自由を得てゆくのかというのを読みたいです。
 
 


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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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