愛 宮本百合子

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今日は宮本百合子の「愛」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
これは憎悪と愛ということについて作家が思索した、ごく短い随筆です。
 
 
創作物を食い物だと考えた場合、ヘドロや汚物にしか見えないものは食べない、と思うのですが、でも外国人には理解できなくても、ぼくは納豆を食べるのが好きだし、鯛のお頭の目玉のところも美味しく食べる。ある土地の人は「土」を食べたりするそうです。土ですよ。土。フランスの高級料理としても出されるそうですよ。調理法を知らないぼくたちが食べたら、100%体調を崩します。でもその土地の人は土の採取方法と調理法を知っているので、土を美味しく食べる。人によっては毒物にしか思えないものでも、他の人にとっては良薬であったりする。でも食べたものって確実にその人に影響するわけで、例えばぼくの場合具体例を挙げるとここ最近、推理小説との食い合わせがすごく悪くなっています。十年前はほんとうに好きだったんですが、ある時から急に、まったく受け付けなくなってしまって、それで、そっちのほうがぼくの暮らしにはちょうど良いなと思うようになりました。それで古典やルポルタージュをよく読むようになりました。
 
 
新しいものに手を出す時は、それなりに下調べというかレシピを見て、それはいったい誰のために作られたものなのかを考える癖ができたんです。《自分のような人のため》を思って作られたものなのか、あるいは自分が尊敬している人と関わりがある創作物なのかどうかを考えてみるんですよ。自分の環境は自分で整えるしか無いので、良い影響があるものを選べる、という力をつけてゆきたいです。
 
 
宮本百合子の随筆を少しだけ読んだのですが、この方は書くことに迫力がありますね。読んでいて恐ろしくなることがあります。
 
 


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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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