レ・ミゼラブル(21) ユーゴー

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今日はビクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル 第三部 マリユス』
『第五編 傑出せる不幸』を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
前回、ABCの友という若き男たちが登場しました。これはモロにフランス革命のことを書いた話になっています。フランス7月革命があって……

民衆を導く自由の女神(ドラクロワ作 1830年 ルーヴル美術館所蔵) フランス7月革命 レ・ミゼラブル ビクトル・ユーゴー

民衆を導く自由の女神(ドラクロワ作 1830年 ルーヴル美術館所蔵) フランス7月革命 レ・ミゼラブル ビクトル・ユーゴー



このいちばん有名な絵に登場している「民衆を導く自由の女神」の横に立っている少年。彼がこの物語では「ガヴローシュ」少年として登場しているんであります。ABCの友、っていう組織がこの第三部では大きく取りあげられているんですが、これは7月革命によって誕生した王制をですね、さらなる市民革命を起こして転覆させようとする市民の組織なんです。このABCの友のリーダーはアンジョルラスと言います。またABCの友には、クールで知的なコンブフェールという男が登場しますが、彼は革命を目指して、こんなことを言っています。「善は無垢ならざるべからず」つまり「善は無垢である」「進歩は無垢から生じる」と。
 
 
ぼくは世界史のことをほとんど知らないので、ちょっと調べてみたのでここにメモしておきます。フランス革命は1789年から1799年までの10年間の出来事のことを言います。フランス国旗の「青白赤」が象徴している「自由・平等・友愛」をかかげた近代市民主義が成立する過程に起きたのがフランス革命です。これがその後ヨーロッパに定着する、市民社会や民主主義の根本となったんであります。
 
かの有名な人権宣言というのはどういうものだったかというと、大まかに言うと以下の4つが宣言されたのであります。

1、すべての人間の自由と平等
2、主権在民
3、言論の自由
4、私有財産の不可侵
 
こういった平和な取り決めが成立するのに、数多くの混乱と犠牲が生じたんです。くわしくは「wikipedia フランス革命の年表」とか「フランス革命 歴史における劇薬 遅塚忠躬」などを読んでみてください。
 
 



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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  
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