源氏物語 常夏

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今日は源氏物語の「常夏」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
これは真夏の出来事を描いています。まさに今の季節にぴったりの帖だと思うんですが、いかがでしょうか。源氏物語にはさまざまな姫君が現れるのですが、その中でもとくべつに現代的で美人で不可思議な姫君が、今回の主人公、玉鬘(たまかずら)なんです。
 
 
この姫君は、とにかくモテてしまってしかたがない。ものすごく美人なので、野蛮な男に言い寄られて、しかたがないから九州から京都へと逃げるんです。「モテすぎるので、ほんとに困る」ということについて真剣に悩んでいる姫君が、玉鬘なんです。モテない人間からすれば、ぜいたくな悩みにしか見えないんですが、本人にとってはやたらと異性に言い寄られるというのは危なっかしい問題なようです。ですから玉鬘はそういう問題に対応しようと幼い頃から大変なのであります。
 
 
玉鬘の略歴を紹介します。玉鬘の母親は夕顔で、この母親も絶世の美女なんですが、薄命で、玉鬘は生まれてすぐに母と別離しています。光源氏は、亡き夕顔の面影がある少女、玉鬘を寵愛します。「この子は、私の隠し子である」と光源氏は言うのであります。そうすると、美人な上に家系も良くて光源氏からの寵愛を受けていて若くて雅で、ますますモテてしまってしかたがない、と。光源氏は玉鬘を自分の娘として丁寧に歓迎するつもりで居たのですが、どうもこう妖しい恋愛の気配が漂うのであります。亡き夕顔の生き写しのような少女ですから、心ときめかないはずが無いと。それで源氏は恋愛や文化の手解きをするんです。表向きは。ウーム。どうもこう、玉鬘というのはとても現代的な登場人物ですよねえ。クラスに1人は居る、学校に1人は居る、同年代に1人は居る、才女ってやつですよ。そういう美人はたいてい年上の男が好きなのだ。学生時代に顔をチラッとだけ見た、という記憶があるというような、その現代的な才女。それが玉鬘。
 
 
前回のあらすじ(wikipediaより)
 
 
光源氏36歳の5月の話。五月雨の頃、兵部卿宮から玉鬘に文が届き、源氏はそれに返事を書かせた。喜び勇んで六条院にやってきた兵部卿宮の前で、源氏は几帳の内に蛍を放ち、その光で玉鬘の姿を浮かび上がらせて見せた。予想以上の美しさに心を奪われた兵部卿宮は想いを和歌で訴えるが、玉鬘はつれなくあしらうだけだった。(この逸話から、兵部卿宮は蛍宮、蛍兵部卿宮等と呼ばれる)5月5日の節句、玉鬘の下には数多くの薬玉が贈られた。源氏は夏の町で騎射と宴を催し、その晩は花散里のところに泊まった。やがて長雨の季節に入り、物語に熱中する玉鬘に源氏は物語評論を聞かせ、相も変わらず言い寄って玉鬘を困らせていた。その頃玉鬘の実父内大臣も、夢占でかつて夕顔との間にもうけた娘が他人の養女になっているだろうと告げられて、まさか源氏の下にいるとは知らずにその行方を捜していた。
 
 
 
 



こちらのリンクから全文読めます。(縦書きブラウザの使い方はこちら
https://akarinohon.com/center/26tokonatsu.html
(約40頁 / ロード時間約30秒)



登場人物表

タブレットやPCで古典を読む方法はこちらを参考にして下さい。

源氏物語 紫式部作 與謝野晶子訳
 
第一帖 桐壺
第二帖 帚木
第三帖 空蝉
第四帖 夕顔
第五帖 若紫
第六帖 末摘花
第七帖 紅葉賀
第八帖 花宴
第九帖 葵
第十帖 榊
第十一帖 花散里
第十二帖 須磨
第十三帖 明石
第十四帖 澪標
第十五帖 蓬生
第十六帖 関屋
第十七帖 絵合
第十八帖 松風
第十九帖 薄雲
第二十帖 朝顔
第二十一帖 乙女
第二十二帖 玉鬘
第二十三帖 初音
第二十四帖 胡蝶
第二十五帖 螢
第二十六帖 常夏
第二十七帖 篝火
第二十八帖 野分
第二十九帖 御幸







 
 




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