晶子詩篇全集(2) 与謝野晶子

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今日は「晶子詩篇全集」その2を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
与謝野晶子は浪漫主義運動の中心的歌人というように解釈されているようです。この詩篇に、「恋」という作品があるんですが、与謝野晶子はこう描きます。
 
 

    わが恋を人問ひ給ふ。
    わが恋を如何に答へん、
    譬(たと)ふれば小き塔なり
 
 
与謝野晶子が詩に「塔」と書くと、その言葉がやにわに真新しいものとして印象付けられるのがじつに不思議です。これが世に言う「文体」というやつなのでしょうか? ぼくたちが普段通りに「塔」と書いてもなにも輝くところが無いこの単語が、与謝野晶子が使うだけでなぜかこう、詩の中で鮮やかに映えてくるのであります。詩の奥深さを感じるというかなんというか。
 
 
なにかこう、与謝野晶子は言葉やイメージを印象付けるのが、特別に上手いんですね。今まで僕はこういう詩があるんだということを知りませんでしたよ。ああ、あの塔が特別に印象的だった映画はこういう詩のイメージから生じたんじゃないかとか、そういう空想が広がる詩篇です。
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  
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