雪後 梶井基次郎

FavoriteLoadingお気に入りに追加

今日は梶井基次郎の「雪後」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
これは地味な仕事をやりはじめてよい結婚をする、というお話しです。小津安二郎映画のようなのどかな物語なんです。
 
 
就職に悩んでいるときにどういうように話しが展開するか、ということを梶井基次郎が書いています。まったく関係の無い話なんですが「小説がもりあがる状況というのは、ケータイとかで楽にやりとりでき無い状況なんだ。じっさいに行くべき場へ向かわないと話しが広がらない」と記していた専門家の本を思い出しました。「手紙」を扱った文学はとても多いんですが、ケータイが不吉をもたらさない文学というのはまだぼくは読んだことがありません。ケータイで繰り広げられる恋愛を描こうとしたら、町の喧噪とか、静まりかえった田園とか会いに行く道のりでの心情の変化とか、そういう描写が出来なくなってしまう、のだそうです。言われてみれば確かに、小説で感動したシーンというのは、そういう長い道のりを描いているように思います。
 
 
この話は、夢や事件を交えて、田舎の魅力が語られています。梶井基次郎はこういう人生も描こうとしたのかと、はじめて知りました。風の中で聞いた言葉、というのが印象深かったです。




 
 
以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら
https://akarinohon.com/migration/setsugo.html
(約20頁 / ロード時間約30秒)
モバイル対応テキスト版はこちら
 
 
 
 






明かりの本は新サイトに移行しました!

URLの登録変更をよろしくお願いいたします。



明かりの本 新サイトURL

https://akarinohon.com

(Windowsでも、なめらかな縦書き表示になるように改善しました!)

appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。











 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

縦書き文庫の装画
装画をクリックするか、ここから全文を読んでください。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
 
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください













top page ・本屋map ・図書館link ★おすすめ本 ★書籍&グッズ購入 





 


Similar Posts:

    None Found