ゲーテ詩集(7) 生田春月訳

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今日は生田春月訳のゲーテ詩集(7)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
若紳士という詩が、これが好きになりました。ギリシャ神話のことを普通に語らいあっているようなそういう詩です。日本で言うと、古事記のスサノオのわがままっぷりとそれと男らしさについて、野球選手の話のようにふつうに話したりできる、という感じなんでしょうか。
 
 
遠くかすんでしまった神話のことを普通に話せるヨーロッパってすごいなと思います。むかし学生時代にゲーテを愛読している知人が居てですね、対人関係が温和で異性からよく好かれていたんですよ。なるほど、幼少からゲーテを愛読していれば、これは異性にモテるなと、いま気付きました。いまさら遅いかもしれないんですが。
 
 
パリスは森や洞窟で
ニムフと一緒に遊んでゐたが
一つ虐めてやらうとゼウスの神が
三人の女神をお送りになつた
今も昔も女を選ぶのに
これほど迷つた男といふものは
一人も外にありますまい
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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