料理の第一歩 北大路魯山人

FavoriteLoadingお気に入りに追加

今日は北大路魯山人の「料理の第一歩」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
北大路魯山人は、陶芸と料理を両方追求した芸術家です。その北大路魯山人が、ちょっとした寓話と随筆を書いています。さいきん、作品と随筆を両方楽しむと、面白さが増すということに気付いて、芥川龍之介の随筆を読んでいます。小説だけではイメージできない心情がうかがえておもしろいです。
 
 
これは手や足を動かす、という話しなんですが、ぼくはアイディアばかりが脹らんで結果をともなわないタイプなのでなんだかギョッとしました。頭が大きくなりすぎると危ないよと言う。
 
 
いったいどこで聞いたのか忘れてしまったんですが、こういう話しを聞いたことがあります。幸せというのは柿をちょっと買ってきてそれをむいて食べて、「あ、今日の柿は美味しい」と思うところにあって、それ以上でもそれ以下のものでも無い、とかいうことを聞いて、それを聞いたときはほんとかなあと思っていたんですが、じっさいにスーパーで米寿を迎えた年齢のおばあさんが1人でカートをおしてスーパーを歩いていて、それで柿を2つ買っていったんですよ。カートに柿を載せて歩くその、ゆっくりとした動作が今も脳裏に浮かびます。柿って、むくのがけっこう面倒なんですよ。ぼくは普段、バナナとかみかんとか、もやしとか豚のバラ肉とか、調理の楽なものから順番に買うクセがあるんですが、その時はおばあさんの買った柿をぼくも買ってみたんです。それであとでピーラーを使って柿をむいて、食べてみると、ちょうど旬の季節だったのでたしかにほんとに美味しかったです。なるほどこれがそれなんだと思いました。たぶん手や足や体を動かしたほうがなにかと美味しいんだと思います。
 
 

 
 
以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら
https://akarinohon.com/migration/ryorino_daiippo.html
(約10頁 / ロード時間約30秒)
モバイル対応テキスト版はこちら
 
 
 
 






明かりの本は新サイトに移行しました!

URLの登録変更をよろしくお願いいたします。



明かりの本 新サイトURL

https://akarinohon.com

(Windowsでも、なめらかな縦書き表示になるように改善しました!)

appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。











 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

縦書き文庫の装画
装画をクリックするか、ここから全文を読んでください。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
 
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください













top page ・本屋map ・図書館link ★おすすめ本 ★書籍&グッズ購入 





 


Similar Posts:

    None Found