ゲーテ詩集(13) 生田春月訳

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今日は生田春月訳のゲーテ詩集(13)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ゲーテの詩はスターシステムとでも言うのか、決まった登場人物というのがあって、美しい少女と、青年と、そして老人というこの3者が象徴的に登場するようです。「愛人の傍」という詩に興味が湧きました。見つめる、ということだけですでに、なにか大きな意味があるんだという話しを聞いたことがあります。花は見つめると育つ、とか言いますが、いっけん非論理的なようですけど、たしかにそうかもしれないと思います。見つめることによって水が不足しているとか、陽光が不足していると言うことに気付くわけですから、よく見てその内実を想像することがまず重要になるようです。
 
 
わたしはおまへを思ふ、海の方から日光が
   わたしに照り返すとき
わたしはおまへを思ふ、月の輝きが
   泉に影をうつすとき

わたしはおまへを見る、遠くの路の上に
   塵のたちのぼるとき
夜ふけの狭い橋の上に旅人が
   ふるへて立つてゐるとき
 
わたしはおまへを聞く、鈍い音を立てて
   むかふに波の躍るとき
静かな森へ行つては耳を傾ける
   すべての声の絶えたとき
 
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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