ゲーテ詩集(18) 生田春月訳

FavoriteLoadingお気に入りに追加

今日は生田春月訳のゲーテ詩集(18)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ゲーテは恋を詩の中心に持ってきているんですが、いまそれと無縁な人でもやっぱり読み応えはあるんじゃないかと思えます。片思いでも恋ですし、かつての出会いの追憶でもゲーテの詩と響きあうところがあると思えます。「山から」という詩があるんですよ。こんな詩です。
 
 
若しもわたしが愛するリリよ、おまへを愛してゐなかつたなら
この眺望もわたしに何の楽しみをも与へなかつたらう!
さうして若しもわたしが、リリよ、おまへを愛してゐなかつたなら
わたしはこんなに至る処に幸福を見出したらうか?
 
 
詩の中にリリという恋人が登場するんですが、ここになにか別の名前が当て嵌まって読めてしまうんですよ。普通はそんなふうに読み替えられないはずなんですが。「リリ」を「ゲーテ」と読み替えてしまっても、詩のもともとの意味が損なわれない気がします。アリが好きで好きでしょうがない人だったら、「リリ」を「アリ」と読み替えてしまえるんじゃないかと。
 
 

 
 
以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら
https://akarinohon.com/migration/goetheanthologie18.html
(約5頁 / ロード時間約30秒)
モバイル対応テキスト版はこちら
 
 
 
 






明かりの本は新サイトに移行しました!

URLの登録変更をよろしくお願いいたします。



明かりの本 新サイトURL

https://akarinohon.com

(Windowsでも、なめらかな縦書き表示になるように改善しました!)

appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。











 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

縦書き文庫の装画
装画をクリックするか、ここから全文を読んでください。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
 
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください













top page ・本屋map ・図書館link ★おすすめ本 ★書籍&グッズ購入 





 


Similar Posts:

    None Found