ゲーテ詩集(27) 生田春月訳

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今日は生田春月訳のゲーテ詩集(27)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 

ゲーテの詩の「わたしがほんの一度でも/本当に孤独になれたなら」という言葉が印象に残りました。ゲーテが夜について詩に記しています。夜、眠るときにこの詩を読んでいて、昔こどもの頃の夏休みにそういえば、眠る前に好きな人のことを想像しながら眠りにつくと夢の中にその人が出てくる、という遊びをして居たのを思い出しました。たいていは変な夢しかみないんですけど、10回に1回くらいは出てくるんですよほんとうに。
 
この詩を翻訳した生田春月の、夜についての詩をひとつ紹介します。
 
 
眠りながらに    生田春月

揺られ揺らるる小舟のなかに
我等ねむらむ。
波かがやけばかがやけば
白金の真実にむかふ。

あやなく洩るる光を、光を
我等はもとむ。
隈なき月影の海にうかびいで、
高く歌はむふたりの恋を。
かくて尽きせぬ思ひを夜の名残に
かがやかせつつ、
揺られ揺られていざや帰らむ、
ねむりながらに。
 
 
 
 
ゲーテは記します

だから長い昼の間に、よいお方
この言葉をしつかり胸に蔵(をさ)めて下さいまし
昼は苦しいものですけれど
夜は楽しいものですわ
 


 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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