今日は豊島与志雄の「ヒロシマの声」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
最近ダンテの神曲地獄編を読んでいて、危機について描かれた文学を探して読んでいます。原爆投下から数年後の広島では、かつてそこで暮らしていた人たちが少しずつ帰ってきたという描写がされています。占領軍によって情報が隠されてきたと豊島与志雄は言うのですが、むしろ現代の情報よりも根本的なところでは正確な描写に思えました。とくに、もうこのような危機を起こしてはならないという、考え方と方法論の記述は、現代の政府や世間で言われていることよりも明確で正しいと感じました。敗戦後には平和憲法が根付いたのに、311後に原発輸出が推進されるのは日本にとって巨大な損失でしかないと思います。
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
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