源氏物語 空蝉  



今日は源氏物語の空蝉を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。


光源氏はカリスマであり権力の中枢に居た人物ですが、けっして屈強な人格者ではありません。今回は、その光源氏の柔らかい内面が見えてきます。


この物語に登場する空蝉という女性は、紫式部自身をモデルにして書いたのではないかと言われています。源氏物語の作者は紫式部なのですが、その54帖の物語全体を編纂したのは、紫式部ではなく後の研究者や愛好家たちであるかもしれない、という仮説があるのをご存じでしょうか。


源氏物語には幻の第1.5帖というのがあったという噂もありますし、第二帖の帚木というのは紫式部の死後に創作された話ではないか、という仮説もあります。源氏物語はちょうど1,010年前に書かれた物語ですが、千年間を通してブラッシュアップされつづけた作品なのかもしれません。


老子という太古の書物も、じつは老子が書いたんじゃなくて、その時代の賢人達が寄り集まって「老子」という書物を作ったのではないか、と言われています。教えが先にあって、作者があとから作りあげられたんですね。ふつうは、作者が居るから物語が編まれるんですが。そうでなくて本が中心にあって、あとから作者像が形作られたのかもしれない、といわれている。面白いなあと思います。


源氏物語も、作者である紫式部を超えて、物語自体があたかも生きているかのように活動を続けた書物です。与謝野晶子は文学者として源氏物語を読んでゆくと「筆致が異なる章があるので、作者は紫式部以外にも居たのではないか」ということを述べています。誰が源氏物語を書き足したのでしょうか? 映画化や新訳など、さまざまな創作者や研究者が千年後の今もこの物語を新しく作り直しています。


今回から読み始めても問題がないように、あらすじを引用しておきます。


源氏物語 前回までのあらすじ  (wikipediaより)

五月雨の夜、17歳になった光源氏のもとに、頭中将が訪ねてきた。さらに左馬頭(さまのかみ)と藤式部丞(とうしきぶのじょう)も交えて、4人で女性談義(俗に『雨夜の品定め』と呼ばれる)をすることになる。

頭中将は、女性と付き合うなら「中の品」(中流)の女性が一番よいと前置きし、子までもうけた内縁の妻の話をする。彼女は頭中将の正妻(弘徽殿女御の妹)の嫌がらせにあい、現在も行方がわからないと語る(後に内縁の妻が夕顔、子供が玉鬘だということがわかる)。

翌日、紀伊守の屋敷に方違えのために訪れた源氏は、前日話題となった中流階級の女性である空蝉(伊予介の後妻)に興味を持ち、強引に一夜を共にする。





こちらのリンクから、「源氏物語 空蝉」を全文お読みいただけます。
https://akarinohon.com/migration/03utsusemi.html
 (約5頁 / ロード時間約30秒)



源氏物語 登場人物表

源氏物語 紫式部作 與謝野晶子訳



第一帖 桐壺
第二帖 帚木
第三帖 空蝉










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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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吾輩は猫である 夏目漱石



今日は夏目漱石の『吾輩は猫である』を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。これは漱石の処女作です。処女作が有名な作家というと、ドストエフスキーの『貧しき人びと』じゃないでしょうか。歴史に残る作家は、たいてい処女作がすごいような気もしますが。「自分の処女作は模倣になってしまってあまり良いものが書けなかった」と述懐する作家も多いですし、後期になるほど優れた小説を書くという、晩成の作家もけっこういますし、処女作はたいてい短編小説になっている場合が多いようにも思います。現代作家の場合は3作品目くらいから長編小説を書きはじめる場合が多いんじゃないでしょうか。


漱石はこの自身の処女作を振り返って、ちょっと蛇足がすぎて小説として纏まらなかった、というふうな感想を書いています。それがかえって、夏目漱石マニアにとってはたまらない逸品として読めるそうなのです。漱石が主人公のネコやくしゃみ先生をほったらかしにして、自説をとうとうと語りはじめる場面が多々あって、そこが中期後期の漱石には見られない赤裸々で迫力のある文章になっています。


明かりの本で『吾輩は猫である』を全文お読みいただけます。が、この機会にこれを少し読んでみて、これは最後まで読み通してみたいものだと思った方は、ぜひ岩波文庫版の『輩輩は猫である』をお買い求めください。岩波版には読みにくい漢字にふりがなが振ってあって、すらすらと読めるように編集されています。


名作をポケットに。ぜひ。



https://akarinohon.com/migration/wagahaiwa_nekodearu.html (約350頁 / ロード時間約60秒)












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源氏物語 帚木  



今日は與謝野晶子訳『源氏物語』の帚木を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。これは源氏物語の第二帖にあたります。
この帚木では、いよいよ光源氏が物語の中心に立ちます。17歳になった光源氏が、濃い恋愛話を聞くんです。恋愛するんだったら「中流の女」がいちばん良いよ、というような話を光源氏は聞くのであります。


この第二帖から読み始めても問題ないように、これまでのあらすじを紹介しておきます。


これまでのあらすじ   wikipediaより
どの帝の御代であったか、それほど高い身分ではない方で、帝(桐壺帝)から大変な寵愛を受けた女性(桐壺更衣)がいた。二人の間には輝くように美しい皇子が生まれたが、他の妃たちの嫉妬や嫌がらせが原因か病気がちだった更衣は、3歳の皇子を残して病死する。これを深く嘆く帝を慰めるために、亡き更衣に生きうつしの先帝の皇女(藤壺)が入内し、新たな寵愛を得た。一方、皇子は帝のもとで育てられ、亡き母(桐壷更衣)に似ているという藤壺を殊更に慕う。帝は元服した皇子を臣籍降下させ源姓を与えて、左大臣家の娘(葵の上)の婿とする。彼はその光り輝くような美貌から光る君と呼ばれる。



どうぞお楽しみください。



https://akarinohon.com/migration/02hahakigi.html (約25頁 / ロード時間約30秒)



源氏物語 登場人物表

源氏物語 紫式部作 與謝野晶子訳
第一帖 桐壺
第二帖 帚木











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源氏物語 登場人物

源氏物語の登場人物を公開します。  (wikipediaからの引用です)

源氏物語は54帖の長大な物語で、光源氏が数多くの女君を愛する、という展開が基本になっています。物語を読む前に、これらの登場人物を暗記する必要はありませんが、読書中に「この人は誰だったかな?」と思った時にこのページを開いてみてください。

光源氏(ひかるげんじ) 桐壺帝第二皇子。母は桐壺更衣。主人公。

 
 
■光源氏の両親

桐壺帝(きりつぼてい)  光源氏の父。身分低い桐壺更衣を寵愛し、その忘れ形見の源氏を一時は春宮にとも願ったが、将来を考えて臣籍降下させる。

桐壺更衣(きりつぼのこうい)  光源氏の母。故按察大納言の娘。桐壺帝の寵愛を一身に受けたが、源氏が3歳の時に病で死去。

 
 
■光源氏の兄弟

朱雀帝(すざくてい) 桐壺帝第一皇子。弘徽殿女御を母とする。光源氏の異母兄。
蛍兵部卿宮(ほたるひょうぶきょうのみや) 桐壺帝皇子。光源氏の弟。藤壺の兄とは別人。(始め帥の宮、「少女」以降兵部卿宮。「螢」の主要人物であることからこの名で呼ばれる) 風流人で特に香に詳しい。源氏とは親しく、須磨下向直前に源氏との関係を断つ者が増えた時にも関係を維持し続けた。光源氏の養女玉鬘に思いを寄せる。
八の宮(はちのみや) 宇治十帖に登場。桐壺帝第八皇子。東宮時代の冷泉帝を廃そうとする陰謀に巻き込まれ宇治に隠棲。仏教に傾倒し「俗聖」と称する。同じく世を儚む薫と親しくなり、娘の夫に、とそれとなく頼んだ。

 
 
■光源氏の女君たち

藤壺中宮(ふじつぼのちゅうぐう)  先帝の第四皇女。桐壺帝の中宮。桐壺更衣に瓜二つ。

葵の上(あおいのうえ)  光源氏の最初の正室。夕霧を産んだ後夭逝。

紫の上(むらさきのうえ)  若紫とも。葵の上亡き後、光源氏の正室ではないが、源氏の妻たちの中では、最も寵愛される。六条院の春の町に光源氏と共に住まう。

明石の方(あかしのかた、明石の御方(あかしのおんかた)とも)  光源氏の愛人で明石の女御の生母。六条院の冬の町の主。

花散里(はなちるさと) 桐壺帝の妃・麗景殿の女御の妹で、 六条院の夏の町の主。夕霧、玉鬘の養母。

女三宮(おんなさんのみや・にょさんのみや)  朱雀院の第三皇女。光源氏の二番目の正室。薫の母。頭の中将の長男・柏木に迫られ、拒み通せずに関係を持ち薫を出産。罪の意識に耐えられず、出家してしまう。

空蝉(うつせみ)  伊予介の後妻。

軒端荻(のきばのおぎ)  空蝉の義理の娘。明かりの落ちた部屋で空蝉と間違われ源氏と関係を持つ。

夕顔(ゆうがお)  頭中将の愛人であり、玉鬘の母。

末摘花(すえつむはな)  常陸宮(ひたちのみや)の姫君。醜女。名前の末摘花はベニバナのこと。

源典侍(げんのないしのすけ)  桐壺帝に仕える高齢の女官。夫は修理大夫(すりのかみ)。

朧月夜(おぼろづくよ)  右大臣の6番目の娘。弘徽殿女御の妹で朱雀帝の尚侍(ないしのかみ)。

朝顔の姫君(あさがおのひめぎみ、朝顔の斎院(あさがおのさいいん)とも)  桃園式部卿宮の娘、斎院。源氏に求婚されたが拒み通した。

六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)  先の春宮妃。教養高く優雅な貴婦人だが、源氏への愛と恨みから怨霊となって女君たちに祟る。秋好中宮の母。
 
 
■光源氏の子女

冷泉帝(れいぜいてい) – 桐壺帝の第十皇子。実際には光源氏と藤壺中宮の男子。
夕霧(ゆうぎり) – 光源氏の長男。母は葵の上。(実際は、長男は冷泉帝。次男が夕霧)
明石中宮(あかしのちゅうぐう、明石の姫君、明石女御 とも) – 光源氏の長女。母は明石の方。紫の上の養女となる。匂宮の母。
(かおる、薫君(かおるのきみ)とも) – 表向きは光源氏の次男であるが、実は柏木と女三宮の男子。

 
 
■左大臣家

(※源氏の君の婿入り先。藤原氏。同じ藤原氏である右大臣の一族とは激しく勢力争いをしているが、一方で緊張緩和のための婚姻も結んでいる。桐壺帝時代には庇護者として源氏と政治的立場が近しかった。葵の上亡き後も源氏に夕霧を託され、関係は存続。頭の中将が統領の時代には源氏と権勢を競ったが、常に源氏に敗れ続けた。なお、『宇治十帖』では紅梅が一族の統領だが、その時代の左大臣は夕霧)

(※源氏-冷泉帝親子は絵画をその血統の暗示とされているのに対し、こちらは音楽を一族の家芸としている。ただし夕霧は左大臣家との繋がりが強い為か、音楽への造詣の方が強い)

頭中将(とうのちゅうじょう) – 左大臣と大宮の子。葵の上の同母兄。のちに内大臣、太政大臣。
左大臣(さだいじん・ひだりのおとど) – 葵の上と頭中将の父。源氏の舅。藤原左大臣家の統領。桐壺帝や源氏とは公私共に親しい。若き日の源氏の後見人。冷泉帝即位時には源氏の要請を受け太政大臣に就いた(63歳。「澪標」)。享年66(「薄雲」)。
大宮(おおみや) – 桐壺帝の同母姉妹で左大臣の正室。葵の上、頭中将の母。
右大臣の四の君 – 弘徽殿の大后の妹、朧月夜の姉。頭中将の正室。若い頃は夫と疎遠であった。柏木、紅梅、弘徽殿の女御の母。
柏木(かしわぎ) – 頭中将(内大臣)の長男。従兄弟の夕霧とは親友。源氏の二人目の正妻・女三宮に恋する。
紅梅(こうばい) – 頭中将(内大臣)の次男、柏木の弟。母は右大臣の四の君。後に、蛍兵部卿宮と死別した真木柱の君(髭黒の娘)と結婚し、その娘「宮の御方」も引きとる。
弘徽殿女御(こきでんのにょうご) – 頭中将(内大臣)の娘。朱雀帝の母(弘徽殿大后)は叔母にあたる。冷泉帝の最初の妃。帝とは年も近く寵愛されていたが、源氏の後見を受けた秋好中宮には及ばず、中宮の座を得る事が出来なかった。
雲居の雁(くもいのかり) – 頭中将(内大臣)の娘。夕霧の正室。母は王族の出だが、父とは疎遠になり按察大納言と再婚した。
玉鬘(たまかづら) – 頭中将(内大臣)と夕顔の娘。源氏が養女とする。
近江の君(おうみのきみ) – 頭中将(内大臣)の落胤。玉鬘が自分の娘と知る前、その存在を羨み、自分にも何処かに娘がいないか、と見つけ出させた。父似で、親しみやすく愛嬌のある顔立ちだが、育ち故に教養に欠け、非常な早口であり、周囲から物笑いの種となる。父に疎まれ、弘徽殿の女御の召使に付けられる。尚侍になることを望み、便所掃除までも行ったが、それらが逆に兄弟からも疎まれる要因となった。源の典侍同様、「笑われ役」と位置づけられている。双六好き。
五節の君(ごせちのきみ) – 近江の君の女房。近江同様に軽薄な所があり、共に双六ではしゃいでいる姿が描かれる。近江とは友人のように親しげ。惟光の娘の五節君(下述)とは別人。
 
 
■政敵

弘徽殿女御(こきでんのにょうご)- 桐壺帝の妃、朱雀帝の母(のち弘徽殿の大后と称する)。桐壺帝の寵愛を桐壺更衣に奪われたことから、彼女とその忘れ形見である源氏、さらに藤壺中宮に敵愾心を抱く。朧月夜との密会露見を機に須磨に退去した源氏を追放しようとするも結局は源氏を政治的に抹殺できず、失意のままに他界する。
右大臣 – 藤原氏。弘徽殿女御、朧月夜らの父。一時は源氏を朧月夜の婿に迎えようともしていた。
兵部卿宮(ひょうぶきょうのみや) – 藤壺中宮の兄。紫の上の父。のち式部卿宮。
式部卿宮の北の方 – 兵部卿宮(式部卿宮)の正室。継子である紫の上に強い敵愾心を抱いている。兵部卿宮に強い影響力を持っており、彼が娘と疎遠になり、ひいては源氏と対立する要因となった。
 
 
■源氏の家来筋

藤原惟光(ふじわらのこれみつ) – 光源氏の乳兄弟。源氏の青年期には夜歩きのお供として度々登場、須磨退去時にも帯同したが、彼自身の身分が高くなるにつれて、壮年期には出番が激減した。摂津の守(「少女」時点)、のちに参議にまで昇る。なお、後述の源良清と並んで数多の登場人物の中で本名の判る数少ない人物の一人。
五節君(ごせちのきみ)・藤典侍(とうのないしのすけ) – 惟光の秘蔵娘。男兄弟すら滅多に会えないほどの可愛がり様。源氏の命により、惟光はしぶしぶ出仕に応じた。夕霧の側室。彼との間に四人の子を成した。
源良清(みなもとのよしきよ) – 光源氏の家来。少納言。受領の息子。須磨にも帯同。明石の方に結婚を申し込み、父の入道に拒まれた、という過去を持つ。前述の惟光同様、本名の判る数少ない登場人物の一人。
尉の蔵人(じょうのくろうど) – 源氏の君と親しくしていた為、「須磨」の際に官位を失った人物。自ら願い出て須磨追放に帯同した。
大輔の命婦(たゆうのみょうぶ) – 源氏の乳姉妹。両親が離婚し、母は再婚して筑前にいった。恋多き女性。故常陸の宮家に縁があり、その姫(末摘花)を源氏に紹介した。
宣旨の娘 – 明石の姫君の乳母。父は宮内卿で宰相。桐壺帝にも出仕していた。若く美しい女性。両親を失った心細さから、源氏の申し出を受け明石に赴いた。
中務中将 – 女房。源氏の愛人たち。「須磨」以降は紫の上の侍女となった。
大内記 – 夕霧の学問の師。変わり者のため、学才はあるが出世できなかった所を源氏に召抱えられた。

 

 

 

 

 

 

 

こちらから、源氏物語の現代語訳を全文お読みいただけます。

https://akarinohon.com/migration/01kiritsubo.html
(約20頁 / ロード時間約30秒)


 

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源氏物語 桐壺  

今日は与謝野晶子が翻訳した紫式部の『源氏物語』桐壺を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。

源氏物語は世界最古の恋愛長編小説です。明かりの本では、これから五十四帖をひとつひとつ順番に、すべて無料公開してゆこうかと思っています。
 
 
これは与謝野晶子が現代語に翻訳したものですので、物語として読みやすいものになっています。1帖は約20ページほどの掌編小説になっていますから、ちょうどよい読みやすさです。
 
 
源氏物語というのはどういうものかというと、桐壺帝の寵愛を受けた更衣から生まれた皇子が、源氏という名を与えられ、数々の美女と結ばれるというお話しです。第二帖で明らかとなってゆきますが、光源氏をとりまく姫君との関係性は、かなり性的である、というように解釈できるのですが、重要なのは生老病死についてが丁寧に表現されているという部分で、与謝野晶子が翻訳した「源氏物語」はこの情感を伝えることに重点が置かれています。千年経っても古びない物語です。どうぞお楽しみください。
 
 


こちらのリンクから、与謝野晶子訳の源氏物語(第一帖)を全文お読みいただけます。
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フランダースの犬 マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー





今日はマリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメーの《フランダースの犬》を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。これはきっと、アニメで知っている人が多いと思うのです。
興味をお持ちであれば、菊池寛が翻訳したこの児童文学を読んでみてください。
80ページほどの中編小説です。

マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメーという名前を聞いたことがないという人は多いと思いますが、これはOuida(ウィーダ)というイギリスの作家の本名です。ウィーダはイギリス人の母とフランス人の父を持ち、イタリアへの移住に憧れ、晩年はイタリアで暮らした作家です。


初期のウィーダは、『フランダースの犬』のように厳しい現実を書くわけではなく、ロマンチックで自由奔放な作風だったそうです。





https://akarinohon.com/migration/flanders.html (約80頁 / ロード時間約30秒)










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仙人 芥川龍之介



今日は芥川龍之介の『仙人』を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。これはなんとも不思議なお話しです。
仙人になりたい、という少年が主人公の物語です。


「仙人」というのは、道教の教えの中に出てくる、山に住み空を飛ぶ不老不死の者のことです。仙人とは、天宮に赴き、透明人間のような存在にもなれ、朝日や夕日を食べ永遠に生きることが出来る、という設定になっています。西洋で言えば、魔法使いのような存在です。


道教は、老子の思想とは無関係に生じた中国の宗教ですが、その教えはかなり老子を参考にしている宗教です。老子と道教が異なっているところは、老子は「不自然な活動をするな」と述べ「無為自然」を説いているのに対して、道教は民衆に対して宗教による救済を積極的に試みているところがまったく違います。


それから、老子は「長生き」にこだわらないですし「死」にこだわらないということを説いていますが、道教では不老不死になる方法がある、という幻想を説いています。


道教は老子の思想とはかなり違う活動をしているんですが、その中心に老子があるのがなかなか奇妙です。老子からすれば道教は老子の思想を受けついでいない、と言うはずです。しかし、道教にとって老子は神様のような存在で、教祖なのです。


道教は、現代ではあまりメジャーではない宗教ですが、かつては仏教や儒教に匹敵するほど大きな宗教団体でした。道教はもともと、中国古代の母系氏族社会で自然発生した原始宗教で、それに老荘思想や儒教や仏教などを取り入れて広まっていった宗教です。


芥川龍之介は、この道教が発祥の「仙人」にかなりこだわっているようで、「杜子春」という話しも、仙人になるための修行が話の中心になっています。


この「仙人」という短い話は、オチがどーなるんだろう、という期待を抱かせるのが上手いなあ、と思います。
この少年が、僕はどうも好きなんですが。
ほんとうに仙人になりたい、という少年。




https://akarinohon.com/migration/sennin2.html (約20頁 / ロード時間約30秒)










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