

今日は北大路魯山人の「料理の第一歩」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
これ1回掲載したことがあるんですけど、もっかい読んでみました。近代のエリートは、現代と比較したら農業や自然界と地続きなところに立っていて、それで読んでいてこう、迫力があるんじゃないかと思うんです。
米びつの米を生のまま囓っちゃうことについて考えているエリートって、今の世の中ではほとんどありえないような気がします。この貧しさから豊かさへの振り幅のおおきさが、近代随筆の魅力の1つで、百年後にも読める、息の長い作品が多い主因はこのあたりにあるのではないか、と思いました。
魯山人は幼いころ家が貧しく、のちに希代の美食家になるとは思えないような厳しい経歴の人生だったらしく、それで読んでいて引き込まれるんだと思います。
映画や楽器、絵画やオブジェ……と良いものが世の中にはいっぱいあるんですけど、そのように良いものを作って売ってずっと暮らせるような人生に、なってみたいんだがなあー、と思いました。美味いものをまずは自分で作って食えるところから、そういう人生の第一歩がはじまるのかもしれないです。
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