

今日は太宰治の「世界的」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
この随筆ほんの数頁のもので、灯台もと暗し、ということについて語っているんですけど、おもしろかったです。遠くのものは良く見えるのに、近くにいる人はあまり見えてこない、ことがあるようです。
本文と関係ないんですけど……そういえば20世紀最大の哲学者ウィトゲンシュタインは実家では長らく「バカ息子」なんだと、思われていたそうです。だからその哲学書が学会で有名になったときには、何かのまちがいなんじゃないかと両親は思ったそうです。ウィトゲンシュタインの父はヨーロッパでは有名な鉄鋼王で、子どもたちに自分の経営をいつか引き継がせようと考えていたんですけど、みんなピアニストとか哲学者とかになっちゃって誰も父の仕事を引き継がなかったんです。
太宰治は、聖書読解に深いこだわりがあった。キリスト教については、評論を読むよりも、聖書をそのまま読むことが重要なんだと考えていたように、なんとなく思えました。
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(約10頁 / ロード時間約30秒)
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明かりの本は新サイトに移行しました!
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appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。
ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
ゲーテは詩心についてこう記します。
わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか
どんなに悩み、どんなに生きたかは
ここなる花輪の花となる
さうして老境もまた青春も
徳も不徳も集めて見れば
また捨てがたい歌となる
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください
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