

今日は大町桂月の「梅の吉野村」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
これは日記のように市街と自然を描写している作品なんですけど、骨董屋や、万年橋や小川の様子が事細かに記されている。瓢箪を水筒として吊してみんなが歩いている時代ですよ。詳細な描写を読んでいて急に、ここに描かれている街はどういう匂いなんだろうかと、思いました。
大正時代の町の色彩や暮らしはかなりこう、映画や漫画やドラマで見てきたのである程度しっているんですけど、このころの匂いはいったいどうなっているんでしょうか。かつてパリは糞尿の臭いに溢れかえっていたそうなんですけど。
吉野村の桜や梅や、月瀬(月ヶ瀬梅林)の梅のことが記されています。渡し舟とか、東京の青梅市の由来とか、牛肉屋のこととか、下戸には大飯ぐらいが多いんだとか、なんでもないことが記されています。うわー、大正時代のお話しを聞けた、と思いました。ところでこの大町桂月は、与謝野晶子が弟に宛てた詩を、反国家的だということで苛烈に批判したことがあるそうなんです……。
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください
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