今日は芥川龍之介の「アグニの神」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
上海は昔からの国際都市で、もっとも外国との交流が多い場なんですよ。日本で言えば長崎の出島ですね。他国とさまざまな関係性をつくりあげている。ちょっと、芥川龍之介の描いた上海を読んでみてください。短いんですが、けっこうおもしろいです。ここのところずっと単独で1人で生きているせいか、やっていることがなかなか思うように結果に結びつかずじりじりしています。就職に難儀しているとか仕事に難儀しているとかいう話をネットとか本とかで読むと、妙に共感するというか、引き込まれます。この話を読むと、状況を変えるというところがいちばん難儀するもんだ、とか思うんであります。あとちょっとで変化が明確になって軌道に乗るというところが肝心だなあと。これは状況を改善せねばと思っている少女と男の、ダークファンタジーという印象の物語です。
少女は悪い魔法使いに囚われている。しかし逃げる決意はして、その算段も整えている。少女の思いつきは稚拙で、計画は甘いんですが、不自由な世界から外に出てやるぞという意志を持っている。それをのぞき見し、救出する機会をうかがっている遠藤という男にぼくは感情移入していました。
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(約10頁 / ロード時間約30秒)
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
ゲーテは詩心についてこう記します。
わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか
どんなに悩み、どんなに生きたかは
ここなる花輪の花となる
さうして老境もまた青春も
徳も不徳も集めて見れば
また捨てがたい歌となる
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
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