

今日はオスカー・ワイルドの「幸福の王子」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
有島武郎の「燕と王子」という作品があってぼくは好きなんですけど、これの原典が、今回紹介するオスカーワイルドの「幸福の王子」です。
2つの作品はとてもよく似ているんですけど、ひとつ違っているところは、ワイルドの原典のほうには、葦が登場するところです。ツバメは葦に恋をして、それで南国への出発がちょっと遅れてしまった。
ツバメのほうが中心的に描かれていて、この愛らしい描写がみごとなんです。物語の展開が華麗ですよ。冒頭の葦の揺れ動くさまの描写だけで、魅了されてしまうんです。ワイルドは、2人組を描くのがものすごい上手いですよ。とくにツバメの動きから連想されるような、動物らしい可憐で移り気な性格の描写がうまいんだなあ……と溜息をつきながら読みました。
あと、wikipediaでツバメのことをちょっと調べてみたら、ツバメは人間なら3年以上かけてやることを、たったの1カ月でやり終えちゃうんですね。何も無いところから巣作りをはじめて、タマゴを産んで育てるまで、たったの1カ月です。びっくりしました。
以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら)
https://akarinohon.com/migration/the_happy_prince.html
(約50頁 / ロード時間約30秒)
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明かりの本は新サイトに移行しました!
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明かりの本 新サイトURL
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(Windowsでも、なめらかな縦書き表示になるように改善しました!)
appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。
ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
ゲーテは詩心についてこう記します。
わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか
どんなに悩み、どんなに生きたかは
ここなる花輪の花となる
さうして老境もまた青春も
徳も不徳も集めて見れば
また捨てがたい歌となる
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください
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