今日は小川未明の「笑わない娘」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
小川未明は児童文学の王道だと思うんですけど、はじめに題名どおりの謎があって、それと共にヒロインの魅力があって、謎を深める世事があって……と、分かりやすいけど飽きさせない工夫が凝らされているなあ、と思いました。
それから美しいむすめに笑ってもらうために、さまざまな挑戦をする。作者がやろうとしていることと、作中人物がやろうとしていることが共鳴していて、そこが魅力になっているように思えました。
謎の種明かしが壮大すぎて、ハッとしました。小川未明は小さいことを書いているようで、世界全体を捉えるのが凄く上手いんだなと思います……。
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(約10頁 / ロード時間約30秒)
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明かりの本は新サイトに移行しました!
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
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