こども風土記 柳田國男(13)

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今日は柳田國男の「こども風土記」その13を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ネッキとかネンガラという遊びは、よく調べてみるとネットにもちゃんと記されていて、日本大百科全書(ニッポニカ)にもこの遊びが詳細に書かれていました。この遊びを、ネットで調べても判らないと思った主因は、いちばんはじめに記されていた「ねんがら」という方言だけを調べてしまったからみたいです。
 
 
この遊びがいつ消え去ったのか、ちゃんと調べてみたいなと思うんですけど、そういう場合は、本屋に行くよりも、アンケートとか専業農家を訪ねるフィールドワークをしないと無理なのかもしれません。ぼくが知りたいのは、日本以外の世界中でこの「ねっき」遊びはどのように発展して、どう消えて、どう残ってるか、なんですけど……。これはもうどんな図書館に行っても、日本語だけではたぶん判らないだろうなと思いました。
 
 
この、本で判るところの限界が、目の前に見えてくるのが、柳田國男の特長なのではないかと思いました。本文に書いているんですけど、田舎では柔らかい土に木を刺してこの遊びをしたけど、都市では鉄クギを固い地面に刺して遊んだそうなんです。ぼくの空想では、この遊びが消えた主因は、自動車が増えた時代のはずだ、ということです。自動車道路とこの「ねっき」遊びは、相性がすごく悪そうなので……。
 
 
子どもの「ねっき」遊びに似た仕組みの「ネングイ」というのは、大人たちの神事として残っているものなんだそうなんです。本文こうです。
 
 

つまりは成人の間ではただ形だけを残し、その面白さの方は子どものみが相続しているのである。
 
 


 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  
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