与謝野晶子詩歌集(28)

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今日は「与謝野晶子詩歌集」その28を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
消えぬ……って辞書を調べると、消えない、消えることがない、という意味が出てくるんですけど、与謝野晶子は「消え行く」という意味で使っている。こういう言葉は、どっかで聞いたことあるなあ、どこで聞いたんだっけ、と思って検索していたら、三省堂 大辞林 にはちゃんと載っていました。ごく普通の古典文法で「消えぬ」は「消えない」という打ち消しの意味だったり「雲消えぬ」だと「雲は消え行く」という意味なのでした。完了の助動詞かなんかなんでしょうか。国語に携わっている方なら当たり前すぎる話しなんですけど、この辞書に、打ち消しでは無い「ぬ」のことが記されていました。
 


完了の助動詞。
動作・作用が完了すること、また、すでに完了してしまったことを表す。…た。…てしまう。…てしまった。 「秋来ぬと…………
三省堂 大辞林より
 
歌に記された「紫」や「理想」という言葉が印象的でした。この歌の裏側に、恋愛の心情が示されているそうなんです。直接には書かずにそういった意味がこもっているというのが美しいと思いました。紫は、高貴という意味もあるだろうし、そういえば与謝野晶子が私淑していた紫式部ってなんで名前が紫なの? と思って調べてみたら、じつは本人は自分のことを紫式部と名のっていなかったという事実を知りました。
 
 
今回の詩歌すてきなんです。
 
 

 
 
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。

ゲーテは詩心についてこう記します。



わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか

どんなに悩み、どんなに生きたかは

ここなる花輪の花となる

さうして老境もまた青春も

徳も不徳も集めて見れば

また捨てがたい歌となる






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