飢餓陣営 宮沢賢治

今日は宮沢賢治の「飢餓陣営」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
えーと、毎年正月に宮沢賢治の作品を読むということを最近やっているんですが、今回は、ちょっと正月っぽく無い作品を読んでみることにしたので、年末に紹介することにしました。これは、賢治が生前に唯一、いろんな人へ向けて上演した演劇の物語で、子ども向けの作品なんですが、じつにユニークなものです。戦争と飢餓のことを、バナナの勲章というおかしな設定で描いています。
 
 
「飢餓陣営」が発表されたのは1922年(大正11)ですが、その20数年後には、じっさいにおおきな飢餓が広まってゆく時代になります。当時の大日本帝国の兵士の死因の半分以上が飢餓であったという学説もあって、この問題は「第二次大戦を食糧から分析する」『戦争と飢餓』という文章が参考になるかと思います。
 
 
それにしても、賢治の作品は独自の視点の物語だと思います。農に生きる人のまなざしで、未来の危機について描こうとすると、こういうことになるんだなあと思いました。子ども向けの物語ですが、とてもおもしろい作品です。興味がありましたら、大人の方もぜひ読んでみてください。
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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智恵子抄(6) 高村光太郎

今日は高村光太郎の『智恵子抄』その6を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
今回の「或る宵」という詩は、学者が記したような、威厳というようなものがかもし出されている詩です。
 
 
これって、いちおう法律上は著作権フリーだから、使おうと思ったら、使っても良いんですよねえ……。うーむ。ゲーテのファウストが、研究室でえんえん演説をしている言葉を書き取ったかのような、そういう不可思議な詩なんです。真面目な礼服を着た『彼等』に対して、我等というのが、どうあるのかを描いています。この詩を、現代のラッパーが重低音な声でそのまんま朗読したら、そうとう訴えかけてくる言葉だなあーと思いました。
 
 
  蛙のやうな醜い彼等の姿に驚いてはいけない
  むしろ其の姿にグロテスクの美を御覧なさい
  我等はただ愛する心を味へばいい
  あらゆる紛糾を破つて 
  …………
  …… 
 
 
オチの言葉もまたすこぶる良いんですよ。
 
 

 
 
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 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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破戒(7) 島崎藤村

今日は島崎藤村の『破戒』その(7)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
いよいよ第7章で物語の中盤にさしかかってきました。ぼくはこの時点で、とりあえず映画版の『破戒』を見てみました。市川崑監督のモノクロ映画です。
 
 
心理描写の多い差別問題を映画ではどのように表現しているのか気になって見たのですが、脚本がかなり工夫されていて、主人公の丑松が父の葬送に立ちあうところから、いきなり物語が始まります。映画では、この第7章をいきなり見せているわけです。なるほど、はじめに問題の中心から見せるようにすると、迫力が出るんだなあ……、と納得しました。
 
 
この小説の魅力は、主人公の迷いが、さまざまにこう状況の変化と共に転じていって、その流転する心象の美しい絵巻物が繰り広げられるところだと思うんですが、もし破戒というのをまだ読んだことがない場合は、映画版と同じく、まずはこの第7章だけを読んでみると良いのかもしれないと思いました。
 
 
暴れ牛につかれて亡くなった父の葬儀に参列するために、丑松は一人、古里へ向けて旅をしています。そこで、じつにさまざまな人に会う。尊敬する、猪子先生にも旅先の列車の中で偶然に出逢って話しあう。この100年前という時代において、漱石や賢治や芥川や藤村という作家たちが、鉄道に向けた情熱というのは、ほんとにすごいもんで、そこはかとない魅力を感じます。
 
 
猪子先生は、丑松とまた根津で再会しようと約束してくれて、去っていった。丑松は、なにがあっても言ってはならないと父から命じられた、出自のことを、猪子先生に告白しようと決意する。猪子先生こそが、その厳しい生まれを明言している作家なのでありました。
 
 
父の遺言は、生まれについてけっして他言するな、それを『忘れるな』ということだった。丑松は憂鬱に沈みながら、葬儀に参列するのでありました。父は晩年、牛飼いとして、山の中一人、牛と共に生きた。
 
 

 
 
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「破戒」登場人物表
 

 






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高瀬舟 森鴎外

今日は森鴎外の「高瀬舟」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
これは、意外と短い作品なんですが、森鴎外の代表作のひとつで、高瀬川を下って、流刑に処される罪人を描いた物語です。江戸時代を静謐に描いた作品で、歴史小説のように時代背景が、正確に記されています。
 
 
喜助というのが、じつに奇妙な罪人で、島ながしをされる時に、ずいぶん朗らかな態度でいる。
 
 
普通なら監獄島へゆくことは泣くほどつらいことなのに、喜助はどうしてそんなに楽しそうにしているのか……。
 
 
なんど読んでも、やはり名作です。登場人物はたったの2人で、船を漕いでいる同心(役人)の庄兵衛と、罪人の喜助の、ただ2人だけなんです。
 
 
書き手と、語り手と、同心(役人)と喜助と、喜助の罪の記憶と……そうして罪人ぜんたいと、こうきれいな段階を踏んで、平生なら理解できない心情が、詳らかに描きだされています。
 
 
森鴎外は、軍医としてこういう危機的な状況というのを、どうもやはり別の形で経験をして居て、このように秀逸な物語を描いたのではないかと思いました。
 
 

 
 
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破戒(6) 島崎藤村

今日は島崎藤村の『破戒』その(6)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
主人公丑松は、どうも寒さにやられて体調を崩しているのか、青い顔をしている。丑松は、凍てつく空の向こうの方から、父の声が聞こえた、と言い出すんです。古里ははるか彼方にあって父の声が聞こえるはずも無く、なぜそれが聞こえるのか、ということが描かれています。それも、一度や二度では無く、はっきりと父の声が聞こえてくる。なかなか幻想的な展開をするもんだと思いました。虫の知らせのような声と、銀河や夜の鳥とが連なっているように描いているところがこう、若菜集に通底する美しい表現に思えました。
 
 
丑松はまた、おなじ出自を持つ、思想家の猪子連太郎先生に手紙をしたためている。翌朝、丑松は父の亡くなったのを知らされ、古里へと帰った。丑松を慮るお志保の印象を記した文が印象に残ります。原文はこうです。
 
  …………
  醜くも見え、美しくも見え、ある時は蒼く黄ばんで死んだやうな顔付をして居るかと思ふと、またある時は花のやうに白いうちにも自然と紅味あかみを含んで、若く、清く、活々とした顔付をして居るやうな人……
 
 
そういう人が、お志保であり、その母であろうと、丑松は考えるんです。
 
 

 
 
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「破戒」登場人物表
 

 






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智恵子抄(5) 高村光太郎

今日は高村光太郎の『智恵子抄』その5を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
今回の詩は、口を衝いて出るような、声から生じたような文体の詩です。詩人だけが持つこう、独自のものの考え、というのがはっきり出ていて、わっと驚きました。あ、こんな発想は持ったことがなかった、と思いました。なにか気持ちの良い言葉づかいの詩でした。
 
 
中国の漢詩に、酒仙にはなかなかなれないけれども、だれだって茶仙にはなれるのだよ、ということを記した作品があるんですけど、これを思いだしました。
 
 

 
 
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破戒(5) 島崎藤村

今日は島崎藤村の『破戒』その(5)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
丑松がお志保を目の前にしてじっと見つめている、その描写が異様にリアルで、文章でここまで実感を再現できるのか、と衝撃を受けます。
 
 
おそらく、人物描写が秀逸なだけでは無くて、その手前で家族のそれぞれの性格や状況がことこまかに描かれていて、ドストエフスキーの代表作のように周到な伏線の積み重ねが生じており、この場面の迫力が出ていると思うんです。
 
 
丑松は、お志保とその家族のことを考えつつ、自分の将来について思いを馳せ、もっとも尊敬する猪子先生の病が重くなったことを新聞で知り、煩悶している。原文はこうです。
 
 
  新聞には最早もうむつかしいやうに書いてあつた。あゝ、先輩の胸中に燃える火は、世を焼くよりもさきに、自分の身体をき尽してしまふのであらう。斯ういふ同情おもひやり一時いつときも丑松の胸を離れない。
 
 
島崎藤村が破戒を書いた1905年(明治38)のころの文学の年表を見ていると、正岡子規がその十年ほど前に活躍しています。
 
 
作中の、猪子連太郎と丑松と大日向と仙太は、おなじ出自で、丑松はそのことをじっと無言で考えている。いっぽうで校長先生は脳天気な軍国主義者で、イエスマンと一緒になって、異分子や非国民は追い出そうみたいなアホみたようなことをのたまっている。校長のキャラが立ちすぎていて、こんな判りやすい悪役は現実には居るわけがないだろうと思いました。藤村は自然主義文学者であって、ものごとをリアルに書くはずなんですが、ここは漱石の『坊っちゃん』よりも戯画化されているように思いました。
 
 

 
 
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