

今日は牧野富太郎の「日本で最大の南天材」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
牧野富太郎は植物学者で、この随筆とwikipediaを同時に読むとミラクルにおもしろいんですけど、今回はタデの話しです。『蓼食う虫も好き好き』ということわざがあって、子どもの頃これをおぼえてしょっちゅう使っていたんですけど、そのタデなんです。もう何十年も『たで食う虫も好き好き』というのは、田んぼにはいろんな虫がいるので、その恋愛や趣味も人それぞれ、だと思い込んでましたが、じっさいには、蓼のように苦い植物を好きこのんで食う虫も居るんです、という意味らしいです。
植物は、人間にとって食糧だったり、空気や環境の調整役だったり、服だったり、美そのものだったり、毒や薬や幻想だったり、デザートだったり、パフュームだったり、科学に役立ったり文学の中心にあったり、いろんな意味があると思うんです。
牧野富太郎はボントクタデを見ながら言葉の歴史を考えてみたり、句作をしてみたりするんです。wikipediaによれば「ポンツク」というのは方言で「間抜けな所があるが、愛嬌があって憎めない人」という意味らしいです。これが地方によってはボントクとかボンクラとか呼ばれることもあって、ボントクタデ。タデはおしなべてカライ。しかしボントクタデは、タデなのにカラくない。それでボンクラタデとかボントクタデと言われているそうです。
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https://akarinohon.com/migration/shokubutsu_bontoku.html
(約3頁 / ロード時間約30秒)
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明かりの本は新サイトに移行しました!
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明かりの本 新サイトURL
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appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。
ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
ゲーテは詩心についてこう記します。
わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか
どんなに悩み、どんなに生きたかは
ここなる花輪の花となる
さうして老境もまた青春も
徳も不徳も集めて見れば
また捨てがたい歌となる
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください
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