在りし日の歌 中原中也




今日は中原中也の詩集《在りし日の歌》を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
この詩集は59篇の詩で構成されています。
ブラウザ上で全文お読みいただけます。




中原中也はこの詩集を、愛する子の夭折を思いながら書き綴ってゆきました。
文章を書きはじめたのは自己慰安からだった、と述べる文豪は数多くいるんです。
他人に見せて喜ぶと言うよりも、自分で言葉を創ってゆくための、ぼそぼそとしたつぶやきのようなもの。なにもこう、派閥争いのために誰かを批判するみたいな雰囲気で書きはじめたりはしなくていいわけです。




中原中也が夭折した子を思う姿を想像しながら読むと、詩の意図がつかみやすいのではないでしょうか。この詩集は、幼い死者との静かな対話としてある。

文章を書くのはなによりもまず自己慰安の気持ちから、ということがはっきりと判る詩集だと思います。




ヨシフ・ブロツキイという歴史的な詩人が「詩とは、作者と読者の二者で交わされる私的な会話である」と述べているんです。中原中也の詩を読み進めてゆくのに役立つかもしれないのでヨシフ・ブロツキイがノーベル賞受賞講演で述べた内容を、ここで紹介しておきます。(メモ帳に走り書きしたものなので、すこし原文と異なる文章になってしまっています。ご了承ください)




「小説や詩は独り言ではなく、作者と読者の会話であり、それは他のすべての人たちを締め出す極めて私的な会話なのです」

「この会話の瞬間に書き手は読み手と対等になり、読み手は書き手と対等になります」


「われわれはまったくの空っぽの場所から出発した。われわれが本能的に希求したのは、文化の連続性が持つ効力を再生させること、文化の様々な形式や比喩を復活させることでした」

「自分が他者と違う存在であることを示す。同語反復を避ける。つまり《歴史の犠牲》という栄誉ある別名で知られる運命を避けること。この点にこそ、文学の功績があります」


抜粋ではよく判らないかもしれませんので、ヨシフ・ブロツキイの本を紹介するリンクを記しておきます。
私人 ノーベル賞受賞講演 ヨシフ ブロツキイ 群像社

この本は、詩作を愛するきっかけとして、きっと役立つと思いますので、興味のある方はお読みください。






以下のリンクから59篇の詩をお読みいただけます。
時間がある時にゆっくり少しずつお読みください。






https://akarinohon.com/migration/arisihino_uta.html









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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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ラプンツェル グリム

今日はグリムのラプンツェルを公開します。縦書き表示で全文読めますよ。10ページほどの童話です。


この物語には、【魔女】と【囚われの少女】と【王子】という典型的な三者が登場します。
僕はこういう基本的なのに魅力的な構成の物語が何とも言えず好きです。

魔女というのが悪の知者で、
王子というのが救い主で、
囚われの少女というのがヒロイン。

まさに絵に描いたような構成です。
ジョルジョ・モランディの描いたビンをじっと見ているような気持ちになります。





塔に囚われた少女の救い主となる王子は、いくたびか塔の最上階で逢瀬を重ねます。
この原作は、もともとはもっと性的な物語だったそうです。型に嵌められて魅力が失われてしまった性表現を、もっと詩のようなものに生まれ変わらせたのがグリム兄弟なんです。





https://akarinohon.com/migration/rapunzel.html






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方丈記 鴨長明

今日は鴨長明の方丈記を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
まずは現代語から読んだほうが内容がよく判ると思うので、方丈記の現代語訳を掲載しているサイトを紹介します。

鴨長明 方丈記 現代語訳https://www.h3.dion.ne.jp/~urutora/houjoukipage.htm





鴨長明がどういう人だったかというと、ダ ン テと同じく政争に敗れ、というか出世に伴う政治的な対立を避けてゆく過程で古典や文学に目覚めていった人なわけです。僕が古典に目覚めたのは非常に恥ずかしいんですが、かなり遅いです。二十代の頃はさっぱり判りませんでした。仏教美術や古寺などには興味津々だったんですが。




話が逸れますが平安時代の古寺は、現代の建築技術ではぜったいに真似できないほど高度な技術で建てられていて、そういうのはもう見ているだけで楽しいわけです。しかしいかんせん基本的な教養が無いので、僕は古典が長らく読めませんでした。古典に挑戦してもすぐに負け戦してすごすごと帰ってくる感じです。




僕が古典に目覚めたのは、影ながら私淑(ししゅく)している知識人の方が

「独学したいんだったら、古典を読みなさい。新しいものはすぐにすたれて役に立たなくなります。古典は滋味にあふれていますよ」

とすてきな口調でおっしゃっていたので、『監獄の誕生』という哲学書を投げ棄てて、とつぜん古典を読み始めた、という経緯だったんです。現代では誰でも古典が読めるように、横に現代語訳が書いてある良書がたくさん出版されているわけですから、教養が無くても読めますよ。非常にミーハーと言いますか、僕はそういう経緯で古典を読み始めました。




方丈記のほかにも万葉集なども読んでゆきたいと思っています。良寛というすてきな禅僧のかたが「万葉集を読みなさい」と言っているんですが、やっぱり古い時代の自然観というのが万葉集に込められていて、日本の古典そのものだと思います。こんど紹介してみます。他にも小倉百人一首であるとか、素晴らしい古典がたくさんあると思いますが、僕は『老子』って何度読んでも新鮮だと思います。





一言だけ、方丈記について記しておきます。方丈記は地震や津波や火事や災難に弱い日本のことを情感豊かに記している書物だ、と思います。たとえばシェークスピアやダ ン テと並び称されることの多いゲ ー テも、大地震をきっかけとして、その地震についてをずっと考えながら創作を行ってきた人なんです。時代を超える書物を書く方は、ずっと昔にあった苦悩を忘れずに覚えている人のように思います。苦悩を忘れず、それを和らげるように書き記した人、というのがゲーテであり鴨長明なんだと思います。






https://akarinohon.com/migration/hojoki.html






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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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マハトマ・ガンジー 非暴力

今日はマハトマ・ガンジーの《非暴力》を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。総ページ数10ページほどの文章です。興味のある方はお読みください。ガンジーと言えばインド独立の父で「非暴力 不服従」を守り抜いた人、ということになっています。ぼくは普段から「服従」ばかりしている気がします。いやそもそも日本では大問題が起きても暴動を起こしたりはせず、忍耐と工夫で問題を解消してゆきます。不服従という傾向は少ない。


ガンジーは、南アフリカで有色人種として強い差別を受けた。その経験をもとにして、当時インドを支配していた帝国主義に対して不服従の意志を固め、人権運動や植民地解放運動を成功させ人々を解放に導いてゆきます。




以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら

https://akarinohon.com/migration/hiboryoku.html








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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  
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蜘蛛の糸 芥川龍之介




今日は芥川龍之介の蜘蛛の糸を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
極樂の蓮池のふち、というのが、どういうものなのだろうかと、小さい頃によく空想していました。祖母の家の仏壇というものに、お釈迦様と浄土らしきものとがある。それでそれの原形というのがどこかにありそうだ、と空想する。仏教画には大変に怖ろしい地獄絵と、雲の上に立っているお釈迦様の絵があって、その記憶とこの小学校の校舎の中で読んだ「蜘蛛の糸」の情景の記憶が入り交じっていて、実際には無いとしても、そういう「極楽」という世界がある、ということになっている。




躑躅の木の根元あたりに小さい蜘蛛が居ると、その蜘蛛をじーっと見ていて、糸くずのように小さいけどやっぱりしっかりと生きていて、自分よりも上手に糸を操っている。蜘蛛というのはたしかに、地獄と極楽の2つを空想させるのでした。どちらかというと極樂に住んでいるように思える。






https://akarinohon.com/migration/kumono_ito.html 総ページ数 約5枚






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小泉八雲 葬られたる秘密




前回にひきつづき、小泉八雲(本名ラフカディオハーン)の怪談を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
小泉八雲と言えば「耳なし芳一」が有名ですが、僕はこの「葬られたる秘密」という怪談がいちばん好きです。




この話は、亡くなってしまった《お園》が、幽霊となって箪笥(たんす)の目の前にそっと佇(たたず)んでいる、それはどうしてだろうか? という話です。
幽霊が箪笥の前にしずかに佇んでいる。その理由がまた艶めかしくて何とも言えず、忘れがたいのです。




よほど勘のいい人や覚えの早い人ならともかく、なにか新しい世界に接する時には、どこかヴェールに包まれたような感覚を抱くと思うんです。たとえば英語の教科書で英語を習っては居たのに、実際に英語を聞いていると、その意味が判らず、相手が障子の向こう側に立っているような感覚になる。でもその相手はたしかに目の前にいることだけがハッキリとしている。それは例えば、異性が裸のままで障子の向こう側に佇んでいて、ただそれをシルエットだけ見つめているような感覚です。




なんとなくは判るはずなのに、はっきりとは判らない。わずかには判るけれども、やはり判らない。それで人並み以上にそのことについて調べてゆく。「判らない」という意識を強く持っているのに誰よりも詳しくなってしまう。ラフカディオハーンは故郷ギリシャを離れ、フランス・イギリス・アメリカと地球を半周以上旅してたどり着いた島根でそのようなヴェールに包まれたような感覚があったんじゃないかと感じます。異文化である日本語や日本のことがハッキリとは判らず、理解が困難な世界に対する憧れを強く持っていたんじゃないでしょうか。




「葬られたる秘密」はごく短い掌編小説ですが、幽霊となった《お園》が、なぜ成仏できないのか、というのが上質な怪談として描かれています。




念のために言っておきますが、「艶書」というのは恋文、ラブレターのことです。







https://akarinohon.com/migration/yakumo_secret.html









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ジョナサン・スイフト ガリバー旅行記

 今日はジョナサン・スイフトの《ガリバー旅行記》を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 ジョナサン・スイフトはイングランド系アイルランド人の風刺作家です。
 ついこの間、アメリカでもこの物語が現代的な映画として新しく作られていました。




 いろんな時代、いろんな世界で紹介されるガリバー旅行記です。この翻訳者の原民喜さんは、戦後の広島で子供たちのためにこれを翻訳しました。平明で読みやすい文章で書かれていますが、やっぱり文章のはしばしから情熱を感じます。




 子どもの世界に夢を託す物語と言えば、ぼくはやっぱりマーク・トゥエインの《ハックルベリフィンの冒険》を思い浮かべます。

 教育ならぬ狂育によってハックルベリフィンをいじめようとするミスワトソンに、いい所(天国)の話しと地獄(悪い所)の話しを聞かされて「悪い所に行ってみてえなあ」というハックルベリフィン。それで友人のトムが迎えに来て、悪さごっこをしはじめます。強盗団を結成し、5人くらいで盛り上がる。そこからハックは、黒人の逃亡者ジムと2人で大冒険に出かけるわけです。そういう子どもの神話的な感覚が《ガリバー旅行記》にもたっぷりと詰め込まれています。







https://akarinohon.com/migration/gulliver_ryokoki.htmlブラウザ上で全文お読みいただけます。総ページ数、約260枚。










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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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