ハイネ詩集(77)

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今日は「ハインリヒ・ハイネ詩集」その77を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ついにハイネ詩集は終盤にさしかかり、ここからは一八三九年から一八五六年に記された詩になります。ハイネの42歳以降の詩で、1900年手前の寿命は50歳未満ですから、それを考えると、現代でいうところの80歳くらいの詩人と考えて良いと思います。
 

彼女は窓から眺めて笑つてゐた
 
という詩のことばが印象深く、痛快な詩でした。こんかいは毒の効いた詩で、泥棒と毒婦の物語なんですけど、ハイネは愛と軽薄をあわせもつ、1人の女の独特な明るさを描いています。
 
 
「ふたりは互に深く愛し合つてゐた」とハイネは宣言しているんです。そこに軽薄な女の心が立ち現れてくる。愛しあっているのに、どうしてそうなっちゃうんだ、というのがおもしろい。「笑つてゐた」という言葉と、愛という概念の印象がガラッと変わる、興味深い作品でした……。
 
 


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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  
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