今日はドストエフスキーの「百姓マレイ」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
次回から久しぶりに長編小説を読んでみようと思っていて、ドストエフスキーの長編のデータをいま準備しているところなんですけど、今回はべつの短編小説を読んでみました。
ドストエフスキーは現実に牢獄に入ったことがあって、死刑囚になっていて、恩赦で死なずにすんで出獄した、という事実があるんですけど、物語でもこれをくりかえし描いている。仮想100%のはずのアクション映画であってもじつは、十年前の映画だから役者の顔が若いとか、声優の声が幼いとか、そういうドキュメンタリー的な部分がじつは大量にあるわけで、小説でもドストエフスキーのドキュメンタリーが垣間見られたりする。
ドストエフスキーの魅力は、暗く暴力的なところが立ち現れつつ、無垢というか……浄い人間性を描きだす、この二極をどちらも描ききるところのように思いました。悪が出てきたら善を出す、というようなだけではなく、主人公の環境や内面に於いても、この2つの極を描きだしているのが、他の文学にはなかなか出てこない、骨太な魅力だと思いました。
短い小説にもかかわらず、ドストエフスキーの文学性が色濃くあらわれている物語で、結末の一文が美しいんです。
以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら)
https://akarinohon.com/migration/hyakusho_marei.html
(約10頁 / ロード時間約30秒)
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明かりの本は新サイトに移行しました!
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明かりの本 新サイトURL
https://akarinohon.com
(Windowsでも、なめらかな縦書き表示になるように改善しました!)
appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。
ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
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