今日は中原中也の「山羊の歌」その22を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
詩の基本は、感情を表現するにあたって、ちょくせつ言語を書くのではなく、モノを描きだすことで、モノ自体によって感情を語らしめるのである……という詩人の話を聞いたことがあるんですけど、中原中也は、そのモノとモノの配置がじつにみごとで、セザンヌの丸と四角の配置の美を彷彿とさせるような、みごとさがあるんだと思いました。今回は色彩の描写が鮮やかなんです……。
こんな絵画の如き文章を書けたことが無い、なあと思いました。
今回「天使」という言葉が使われているので調べてみたんですが、中原中也が翻訳したランボーの作品に天使という言葉が出て来るんです。中也はこの詩のことを連想しつつ、書いたのだろうかと思いました。
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
ゲーテは詩心についてこう記します。
わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか
どんなに悩み、どんなに生きたかは
ここなる花輪の花となる
さうして老境もまた青春も
徳も不徳も集めて見れば
また捨てがたい歌となる
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
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