今日は宮城道雄の「触覚について」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
えーと、人と話す機会が少ない自分にとって、随筆はなにを読んでいても楽しいんですけど、今回は、宮城道雄という音楽家の作品です。
宮城道雄は、目の見えない人が触覚をもとにして世界をどのように捉えているのか、その実体験を随筆に記しています。この方の本業は音楽で、エッセーにもその優れた音楽的構成の美しさ静逸さを、感じました。ところで、この曲が、宮城道雄の作曲した音楽なんです。
指先をつかうことがだんだん慣れてくると、テーブルに手を触れただけでも、どこに疵があるか、また、汚点があるかもわかるようになる。そして織物のようなものでも色はわからないが、縞の荒さなどは、どんなぐあいかということはわかる。私は変わったものを、目で見るかわりに、撫でてみるのが楽しみなのである。
終盤の記述で、音楽家の心情って、こうなんだ、と思いました。つづきは本文をご覧ください。
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。
装画をクリックするか、ここから全文を読んでください。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
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