今日は谷崎潤一郎の「痴人の愛」その(27〜28)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
「痴人の愛」は今回で完結です。こちらから全文読めますので、未読の方はリンク先へどうぞ。
いよいよ最終話で、妻のナオミに翻弄されている譲治の、マゾヒスティックな愛が描きだされるんですけど、その描写がすごいんです。妻に跨がられ、ナオミから「これから何でも云うことを聴くか」とおどされて「うん、聴く」と犬のように答える譲治が、ナオミの姿を見てそれをこう描写しているんです。本文こうです。
とどまることなく物語がゴロゴロと転がっていって、起承転結ではなくって起承転転転転転転転……という感じで譲治の人生が破綻し続けていったわけなんですけど、さいごになんというか、良い二人組になる。夫婦と言うよりも、女王様と痴人みたいな関係性に落ちついていった。まさに題名どおりに『痴人の愛』になってゆくんです。

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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
ゲーテは詩心についてこう記します。
わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか
どんなに悩み、どんなに生きたかは
ここなる花輪の花となる
さうして老境もまた青春も
徳も不徳も集めて見れば
また捨てがたい歌となる
装画をクリックするか、ここから全文を読んでください。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
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