原爆被災時のノート 原民喜

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今日は原民喜の「原爆被災時のノート」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
原民喜は広島の原爆についてあまたの詩と小説と記録を残した文学者なんですが、じつはもともとは童話作家だったそうで、多くの作品が残っているそうです。広島市立中央図書館の広島文学資料室のウェブサイトに詳細が載っています。作品と同時に原民喜略年譜の頁を読んでみました。
 
 
原民喜は、爆心地付近で被爆したあとすぐに、原爆の直撃を受けて亡くなった人々や、原爆症について、日記に詳細に書き記しているんです。知人や友人がどのように死んでしまったのかを、原民喜は記しています。
 
 
作中に記されている紙屋町は爆心地すぐそばで、原民喜はそこから1キロほど離れた幟町の生家で被爆しており、ぐうぜんトイレの中に居たために原爆の直撃で死なずに目元を怪我した状態で生きながらえました。被爆後すぐ、妹と共に栄橋(爆心地より約1.51km)を通って兄と合流し、避難しています。
 
 
草津は爆心地から約6キロ離れた町で、廿日市は約15キロ離れた町で、厳島は約20キロ先です。本文にこう記されています。
 
 
  草津アタリマデ来ルト 漸ク青田ノ目ニハイル トンボノ空ヲナガレル 人家ハ破損スレド既ニ惨タルモノハ薄ラグ 宮島線ノ電車ハスズナリ 海岸ニ厳島ヲ見ユ 夕刻八幡村ニ馬車入ル 看護婦来リテタダチニ火傷ノ手アテ 九日 廿日市ニ行キ 台八ニ荷ヲツミテ帰ル

 
 
それから、今ニュースで話題になっているウィーンにある核兵器廃絶国際キャンペーンの動画サイトも、核兵器問題に関心のある方はご覧になってみてください。英文です。
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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