透明猫 海野十三

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今日は海野十三の「透明猫」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
これは少年向けの短編小説なんです。透明な猫が居たら、いったいどう付きあえるのか……というすこし不思議な物語です。なんだか明るい冒険譚で、途中でインチキな見世物をやる男が現れる。インチキをやってる最中に「インチキではございません」っていうのがおもしろい。
 
 
本文と関係無いんですけどいちど大道芸で……糸のついていない人形を、生きものみたいに華麗に踊らせるマジックを見せている人をまちなかでじっさいに見たことがあるんですけど、10年後になってYouTubeで調べても、あんなに上手に目の前で手品をしている人はめったに居ないなあ、貴重な体験だったなあと思いました。たぶん磁石と風を使って、操り人形をみごとに踊らせていたんだと思うんですけど。
 
 
「透明猫」は、生きものが透明になる物語なんですけど、だんだんハナシがでっかくなってゆく……海野十三は50年以上前にこれを書いたのに、今でもちゃんと楽しませるって、当時読んだらもっともっと驚いただろうなと思いました。


ちゃんと科学的な仕掛けもあって、ほんと上手い。H・G・ウェルズの小説からヒントを得て書いたんだろうと思うんですけど、みごとなSF近代小説でした。
 
 

 
 
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。

ゲーテは詩心についてこう記します。



わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか

どんなに悩み、どんなに生きたかは

ここなる花輪の花となる

さうして老境もまた青春も

徳も不徳も集めて見れば

また捨てがたい歌となる






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