今日は生田春月訳のゲーテ詩集(5)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
自欺ということばの読み方が判らなくて辞書で調べました。じき、と読むそうです。自己欺瞞を略すと、自欺なのだそうです。ちょっと現代では使わないことばです。「おまえは自欺におちいっている」って言われたくないなあ、と思います。あんまり聞きたくないことばです。いつわりから遠いところに、美しい娘が居る、という詩のことばになにかハッとしました。「いろんな姿に身を変えて」という詩は、語り手が様々な夢想をする詩なのですが、小説の「ファウスト」と関係性のある詩だなと思いました。ゲーテの最大の傑作「ファウスト」ではより重厚に老翁が生まれ変わってゆく、という物語が描かれています。
羊のやうに素直になれたなら
獅子のやうに強くなれたなら
山猫のやうな眼をもてたなら
狐のやうにずるくなれたなら
羊のやうに素直になれたなら
獅子のやうに強くなれたなら
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(約5頁 / ロード時間約30秒)
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
ゲーテは詩心についてこう記します。
わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか
どんなに悩み、どんなに生きたかは
ここなる花輪の花となる
さうして老境もまた青春も
徳も不徳も集めて見れば
また捨てがたい歌となる
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
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