

今日は中原中也の「山羊の歌」その37を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
近代文学の魅力は、自然界の描写が現代作品よりも密に描かれていることだと思うんですが、今回は秋の始まりの詩です。
作中で、死期について論じている箇所があって、少し調べてみたのですが、1929年(昭和4)ごろに書かれた詩がこの詩集の中心にあって、中也が亡くなるのは1937年(昭和12)でもっとのちのことで、満30歳まで生きたんです。
中也はこの詩で、親友の死期のことを描いたのだろうか、と思いました。富永太郎というのが彼の6歳年上の親友だったそうです。詳しくはwikiをごらんください。
中也の詩を読んでいると、自分よりも精神的に年上のようにも思えるし、年下のようにも思えるのは、年表を見ていると納得のゆくところがありました。
今回の詩は、数百枚の小説を凝縮させたような描写なんです。なんだが中編の小説を読み終えたような読後感がありました。
以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら)
https://akarinohon.com/migration/yaginouta37.html
(約1頁 / ロード時間約30秒)
★シンプル表示の縦書きテキストはこちら
全文はこちら (全文のヨコ書きはこっち)
明かりの本は新サイトに移行しました!
URLの登録変更をよろしくお願いいたします。
明かりの本 新サイトURL
https://akarinohon.com
(Windowsでも、なめらかな縦書き表示になるように改善しました!)
appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。
ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
ゲーテは詩心についてこう記します。
わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか
どんなに悩み、どんなに生きたかは
ここなる花輪の花となる
さうして老境もまた青春も
徳も不徳も集めて見れば
また捨てがたい歌となる
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください
Similar Posts:
- None Found