

今日は正宗白鳥の「奇怪な客」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
ぼくは子どものころ新本格推理小説というのが好きで、それを読むのが趣味だったんですけど、そこでは雪に閉ざされたコテージとか、豪雨で外界から隔絶されたホテルという、突然の閉鎖空間が現れるわけなんですけど……。その原形みたいなものを、近代文学の中から発見しました。推理小説じゃ無いのに、謎と閉鎖空間が現れます。
正宗白鳥はこの作品の中で、参照したものを明記していて、谷崎潤一郎の小説やイギリス怪奇小説のことを思いだしつつ、この作品を書いたようです。
これ……いっけん推理小説のようにゴリゴリの空想話に見えるんですけど、後半になって文章が変わってくる。え? 小説と思ったら随筆だったの? っていう叙述トリックは見たこと無いんですけど、ちょっと謎めいた作品でした。小説なのか随筆なのか、わかんないけど、面白い話でした。
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
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