

今日は小川未明の「自由なる空想」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
小川未明は児童のための文学を数多く描いたんですけど、今回は理論的な随筆を書いています。小川未明は社会主義者だった時期もあって、戦時中は転向せざるを得ず、戦後も生きて作品を作った童話作家なのですが1956年の74歳の時に、
雲の如く 高く
くものごとく かがやき
雲のごとく とらわれず
くものごとく かがやき
雲のごとく とらわれず
という詩碑を残しています。
未明の童話の美しい文体からはかなりかけ離れた、なんだかギョッとする文章が記されているのですが、すてきな芸術論でした。
我々は、常に、思想の自由を有している。空想し、想像することの自由を有している。外的関係が、心までを萎縮するとはかぎらない。
「笑わない娘」や「王さまの感心された話」、「赤い蝋燭と人魚」を併せて読んでみました。

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