今日は中原中也の「作家と孤独」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
これは短い随筆なんですけど、名文だと思います。詩人の随筆ってほんとなんかすごいんですよ。内容以前に文体が美しくて、繰り返し読んでしまいました。作家の顔は、青ざめている……のか、たしかにそうかもしれない、と思いました。
文章を書きつづけると、人体に物理的な害があるんでは無いかという、疑いをもっているんですけれども、どうなんでしょうか。デスクワークをはじめたころに、ちょっと体がいかれてしまって、これはおそらくそういう姿勢とか長い行為が、人体を衰えさせるんではないかと思ったことがあります。年をとったらますますそうで、運動と体操は、けっこう重大だなとか思っています。ぼくはインテリでも無いのに青ざめていて、それは知性も足りないのに体力も足りないと言うことで、そりゃイカンワと思いながら、散歩とか室内ラジオ体操とかをしています。
100年前と現代とで、ずいぶん変わったのは、インテリに長命の人が増えた、ということだと思います。芥川龍之介も太宰治も、小林多喜二も宮本百合子も、正岡子規も漱石も、活動の期間がやはりどうにも短いんですよ。ぼくは個人的には、芥川や小林多喜二が長生きしたときの、その作品を本当に読んでみたいです。
「作家と孤独」は、結びがとくに美しい随筆です。
以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら)
https://akarinohon.com/migration/sakkato_kodoku.html
(約5頁 / ロード時間約30秒)
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明かりの本は新サイトに移行しました!
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(Windowsでも、なめらかな縦書き表示になるように改善しました!)
appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。
ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
ゲーテは詩心についてこう記します。
わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか
どんなに悩み、どんなに生きたかは
ここなる花輪の花となる
さうして老境もまた青春も
徳も不徳も集めて見れば
また捨てがたい歌となる
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
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