夢十夜 夏目漱石(4)

今日は夏目漱石の「夢十夜」その4を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ぼくは作品の中心とはまったく関係無いことが妙に気になりはじめるタイプなんですけど、「こんな夢を見た」という枕詞が、今回の第四夜から消えています。こんかい、肝心要なところが、スポンと抜けてる夢なんです。消える感じ。スポッと抜けおちる感じです。
 
 
自分の中で夢の中のベスト1は落下したり浮かんだりする夢で、第2位はなぜか逃げているのに動けないとか走ってるのに床がするする手応えが無くって進まないとかのスロー化する夢かもしんないんですけど、第3位くらいにやっぱり、オチが無いとか、肝心なものが出てこないとか、この空洞の感じなのかもしれないと思いました。
 
 

 
 
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ゲーテは詩心についてこう記します。

わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか
どんなに悩み、どんなに生きたかは
ここなる花輪の花となる
さうして老境もまた青春も
徳も不徳も集めて見れば
また捨てがたい歌となる

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