誰も知らぬ 太宰治

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今日は太宰治の「誰も知らぬ」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
太宰治の作品と生涯はむずかしいものだと思うんですけど、今回のはとくにそう思いました。太宰の作品でも短編なら読みやすく理解しやすいものもあるのですけど、これはぼくにはむずかしかったです。前半はもう、筋そのものが、よくわからない。
 
  
題名で「誰も知らぬ」と言うからには、語り手の少女だけは、秘密を知っているのかと思っていたんですけれども……なんと当人も、起きたことの意味が分かっていない。ほんとうに、誰も知らない。
 
 
オチを読んでみて、それまでの曖昧模糊としたストーリーが綺麗に見えてくるのがおもしろかったです。今じっさいに営んでいる暮らしとは、明らかにちがう世界があったかもしれない、それを求めて、意味も分からずに走って叫んだことがある。その時間が夢のように思われてくる。最後の記述が夢から覚めるみたいで美しいんです。映画を見終える時みたいな、夢が覚める瞬間のような、不思議な時間を創る文章に魅了されました。
 
 

 
 
こちらのリンクから全文読めます。(縦書きブラウザの使い方はこちら
https://akarinohon.com/letters/daremo_shiranu.html
(約10頁 / ロード時間約30秒)
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