

今日は宮沢賢治の「いちょうの実」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
明けましておめでとうございます。2017年の元旦です。これは子どもたちの旅立ちの童話です。大人のかたもぜひ読んでみてください。
短い作品なんですけど、読んでいると、他のさまざまな賢治作品を想起します。ストーリーがほとんど無くても、賢治の童話が完全に成立しているというのが、驚きでした。
この会話が印象に残りました。
「そうだ。わすれていた。ぼく水とうに水をつめておくんだった。」
「ぼくはね、水とうのほかにはっか水を用意したよ。すこしやろうか。旅へ出てあんまり心持ちのわるいときはちょっと飲むといいっておっかさんがいったぜ。」
「なぜおっかさんはぼくへはくれないんだろう。」
「だから、ぼくあげるよ。おっかさんをわるく思っちゃすまないよ。」
そうです。このいちょうの木はおかあさんでした。
ことしは千人の黄金色の子どもが生まれたのです。
つづきは、本文をご覧ください。
こちらのリンクから全文読めます。(縦書きブラウザの使い方はこちら)
https://akarinohon.com/center/ichono_mi.html
(約10頁 / ロード時間約30秒)
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