

今日は中谷宇吉郎の「ウィネッカの冬」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
これは雪の研究者で「雪は天から送られた手紙である」という言葉で有名な、物理学者中谷宇吉郎の随筆です。
雪と氷を研究する米国の施設について書いているんです。ウィネッカというのはウィネトカ(Winnetka)のことです。カナダのすぐ側のミシガン湖のほとりの街で、なぜか氷と雪についての研究をしている。どうして雪の無い町でこれを研究しているかというと、北極圏の鉱山でいかに雪を制するかということを、アラスカの氷河などを研究所に持ちこんで調査や実験をするための施設なのだそうで、ずいぶん遠い国のことを研究している。壮大な研究所で、まるで映画みたいなことを、60年以上も前にアメリカはやっていて、それでハリウッド映画はあんなに派手なんだなと思いました。現実が派手だから映画も派手になる……。
クリスマスから新年にかけての日米の様子を活写しているんですが、なんだか明るいエッセーですてきでした。
以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら)
https://akarinohon.com/migration/winekkano_fuyu.html
(約10頁 / ロード時間約30秒)
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明かりの本は新サイトに移行しました!
URLの登録変更をよろしくお願いいたします。
明かりの本 新サイトURL
https://akarinohon.com
(Windowsでも、なめらかな縦書き表示になるように改善しました!)
appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。
ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
ゲーテは詩心についてこう記します。
わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか
どんなに悩み、どんなに生きたかは
ここなる花輪の花となる
さうして老境もまた青春も
徳も不徳も集めて見れば
また捨てがたい歌となる
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください
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