

今日は中原中也の「山羊の歌」その24を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
今回は重厚な詩で、繰り返し読んでみました。聖母サンタ・マリヤという言葉で描かれる女が印象深いです。
反復する、リフレインというこの詩の魅力があるんですけど、ちょっと調べていると、過剰に繰り返す文体というのは、かなり古くからあったようで、たとえば空海の「秘蔵宝鑰」に「生れ生れ生れ生れて、 生の始めに暗く」……という有名な言葉があったり、畳句歌という和歌に「月月に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月」(詠み人知らず『一挙博覧』より鈴木忠侯選)というのがあって、中原中也のこの、言葉の繰り返しのところに魅了されました。
風が立ち、浪が騒ぎ、
無限の前に腕を振る。
中也は、この文を3回反復しています。それから今回の詩集で「風」を24回もちいていますよ。この詩の言葉も印象深いです。
あゝ おまへはなにをして来たのだと……
吹き来る風が私に云ふ
むつかしい言葉を調べてみました。
ゑまふ……笑まひ
自恃
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
ゲーテは詩心についてこう記します。
わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか
どんなに悩み、どんなに生きたかは
ここなる花輪の花となる
さうして老境もまた青春も
徳も不徳も集めて見れば
また捨てがたい歌となる
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
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